【ワシントン時事】バイデン米大統領は3日、人工妊娠中絶の権利を擁護する大統領令に署名した。連邦最高裁が6月に中絶を憲法上の権利と認めない判断を下したことに対抗する措置。バイデン氏は署名式で「過激な最高裁によって奪われた女性の選択の権利を守るため、できることは何でもする」と語った。  今回の大統領令を受けて、中絶が制限された州に住む女性が別の州で手術を受ける場合に連邦政府が補助金を出せるかどうか、厚生省が検討する。バイデン氏は7月にも、中絶薬などの入手を容易にするための大統領令に署名している。 【時事通信社】
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記事名:「 バイデン氏、中絶の権利擁護で大統領令=米最高裁判断に対抗