殺人事件の遺体写真を不倫相手の女性に見せたとして地方公務員法違反(守秘義務違反)などの罪に問われた元京都府警警部補の30代の男の判決が19日、京都地裁であった。伊藤寿裁判長(川上宏裁判長代読)は、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。  判決によると、元警部補は京都市内で2020年10月21、22日、捜査中だった殺人事件の遺体発見時の画像を自分の携帯電話に表示して不倫相手に見せた上で、送信するなどした。  伊藤裁判長は「警察官の職務に対する国民の信頼を著しく失墜させた悪質な犯行というほかない」と非難した。一方、不倫関係は既に解消し、依願退職するなど反省の態度も示していることから、執行猶予付きの判決とした。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 元警部補に有罪=不倫相手に遺体写真見せる―京都地裁