JR名古屋駅前のモニュメント「飛翔」の撤去工事が9日、本格的に始まった。この日は、先端から11メートルの部分を電動工具で切断。クレーンでつり上げ、搬出した。市によると、工事は10月ごろまでかかる見込みという。  モニュメントは高さ23メートルの円すい形で、ステンレスパイプが渦を巻くデザインが特徴。1989年に設置されて以降、30年以上にわたり市民に親しまれてきたが、リニア中央新幹線の開業に向けた駅前再整備のため、撤去されることになった。  切断の瞬間を見守った名古屋市の河村たかし市長は、記者団に「長い間、名古屋のシンボルとしてお疲れさん。サンキューベリーマッチ」と述べた。 (了) 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 駅前モニュメントとお別れ=名古屋市〔地域〕