【ベルリン時事】ドイツのメルケル前首相は7日、在任中の対ロシア政策に「過ち」はなかったとした上で「謝罪もしない」と語った。ベルリンで開かれたイベントで登壇し、シュピーゲル誌の記者のインタビューに答えた。昨年12月の退任後、本格的にメディアの取材に応じたのは初めて。  メルケル氏は、在任中のロシアへの融和的姿勢が今年2月からのウクライナ侵攻を許したのではないかとの問いに対し、2014~15年に起きたウクライナ東部紛争で独仏が仲介に乗り出し、停戦合意にこぎ着けていなければ「プーチン大統領が大きな損害をもたらしていたかもしれない」と主張。その後の年月で、ウクライナは発展のための時間を稼いだと強調した。 【時事通信社】 〔写真説明〕7日、ベルリンで開かれたイベントに登壇したドイツのメルケル前首相(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 メルケル氏、対ロ政策「過ち」否定=ドイツ首相退任後初の本格インタビュー