【パリ時事】世界保健機関(WHO)は24日、ジュネーブで開催中の年次総会で、テドロス事務局長を再選した。加盟国から推薦された候補者はテドロス氏だけで、再選は確実視されていた。任期は5年。  テドロス氏はエチオピアの保健相と外相を務め、2017年にアフリカ出身者として初のWHO事務局長に就任。新型コロナウイルス対策では、ワクチンの貧困層への供給に尽力しアフリカ諸国から高く評価された。ただ、中国の対応を全面的に称賛する一方で「パンデミック(世界的流行)」の認定が遅れたことから、中国政府に配慮し対応が後手に回ったと批判を受けた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 テドロス事務局長再選=貧困層のコロナ対策に尽力―WHO