職務上必要がないのに拳銃を取り出し、壁に銃口を向けるなどしたとして、愛知県警は24日、犬山署に勤務する男性巡査部長(56)を銃刀法違反(所持の禁止)容疑で書類送検するとともに、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。  容疑を認め、「拳銃を緊急に抜き出して撃つ練習だった」などと話しているという。巡査部長は同日付で依願退職した。  送検容疑は2020年5月~21年11月ごろ、警察署の交番内で、必要がないのに計5回にわたり拳銃をホルダーから取り出し、弾倉から弾を抜いた上で壁に銃口を向けるなどした疑い。  県警によると、巡査部長は交番内の待機室や休憩室で、壁や窓、テレビなどに銃口を向けたほか、引き金を引いて空撃ちをしたという。  林昌彦・県警首席監察官の話 県警への信用を著しく失墜する行為で、深くおわびする。職員に対する指導・教養を徹底し、再発防止に努める。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 交番の壁に銃口向ける=巡査部長、容疑で書類送検―愛知県警