【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は25日、ロシア軍が占拠したウクライナのチェルノブイリ原発周辺の立ち入り禁止区域について、放射線量は低水準で、周辺への危険性はないとの声明を発表した。  グロッシ氏はウクライナ当局の報告を基に、現地の放射線量は最大で毎時9.46マイクロシーベルトで、同区域内としては「低水準かつ通常の範囲内」と指摘。当局は、放射線量が一時的に上昇したものの、軍用車両の通行により、1986年の原発事故時に汚染された土が拡散されたことが原因の可能性があるとしているという。 【時事通信社】 〔写真説明〕国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長=2021年10月、ワシントン(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 チェルノブイリ原発、危険性なし=放射線は低水準―IAEA