【シリコンバレー時事】交流サイト(SNS)最大手の米メタ(旧フェイスブック)が主導する暗号資産(仮想通貨)「ディエム」の発行に取り組んできたディエム協会は31日、暗号資産技術などの保有資産を米企業シルバーゲートキャピタルに売却したと正式発表した。ディエムをめぐっては、各国の通貨当局がマネーロンダリング(資金洗浄)への悪用などを懸念していた。  協会傘下のディエム・ネットワークス・USは「米当局との対話の結果、事業推進が不可能であると明らかになった」(リービー最高経営責任者)と説明した。  ディエム協会が売却したのは、データの安全性を高める「ブロックチェーン(分散型台帳)」技術を組み込んだ決済システム。シルバーゲートは暗号資産の投資家向けサービスを手掛ける銀行を傘下に擁し、現金と株式計1億8200万ドル(約209億円)相当でディエムの資産を取得した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 暗号資産技術、売却=米メタ主導の「ディエム」