健康や美容にいいヨーグルト。おいしくて食べやすいこともあり、毎日食べているという人も少なくないのでは。

このヨーグルト、どんな商品を選ぶかで私たちの体への影響が大きく変わることを知っていましたか。

健康コスパがいいヨーグルトの選び方をお伝えします。

同じものを食べるなら、栄養価がたくさん入っているほうがオトク
健康コスパとは、「同じものを同じ量食べるなら、栄養価がたくさん入っているほうがオトク」という考え方。

買い物をする際、値段や品質、デザインなど選ぶべき決め手となる要素がいろいろありますが、食べ物・食事では健康面から選ぶことも大切です。

健康面を重視して食べ物を選ぶことは自分の体をいたわり、病気を遠ざけることにもつながるため、病院代や薬代などの医療費を節約するというメリットもあります。

ヨーグルトは健康面からも人気の食品ですが、本当にいろいろな商品があり、機能性を重視したものも多いですよね。健康コスパから選ぶおすすめヨーグルトはどのような商品なのでしょうか。

管理栄養士の浅野まみこさんに、健康コスパ重視のヨーグルト選びについて教えてもらいました。

選ぶなら「ビフィズス菌+乳酸菌」のヨーグルト
何気なく選びがちなヨーグルトですが、注意してみると「乳酸菌」だけのヨーグルトと「ビフィズス菌+乳酸菌」が入っているヨーグルトがあります。

健康コスパの面からおすすめなのは、「ビフィズス菌+乳酸菌」のヨーグルト。というのも、乳酸菌は小腸で働くのに対し、ビフィズス菌は大腸で働くという違いがあるのです。
「ビフィズス菌+乳酸菌」のヨーグルトなら、乳酸菌だけでなく、ビフィズス菌の健康効果もプラスされ、小腸と大腸、両方の調子を整えてくれるので健康コスパは高いと言えるのだそう。

そもそもヨーグルトは乳を乳酸菌で発酵させたものなので、全てのヨーグルトには乳酸菌が入っています。ビフィズス菌入りかどうかはパッケージをよく見て確認するのがポイント。

また、ビフィズス菌は大腸で短鎖脂肪酸を作り出します。
短鎖脂肪酸は、以下のような働きが期待できます。

・大腸の粘膜を保護する
・便の排泄を促す
・腸内環境を整える
・糖と脂質の吸収を抑える
・代謝を上げる

うれしい作用がたくさんの短鎖脂肪酸ですが、口から「短鎖脂肪酸が含まれる食材」を食べても、胃腸で消化吸収されてしまうため、大腸に届けることはできません。

短鎖脂肪酸には、酪酸、酢酸、プロピオン酸などが代表的ですが、いずれも大腸で作ることが大切です。ビフィズス菌は、酢酸を生み出します。
その点からも、浅野さんはビフィズス菌が入ったヨーグルトをおすすめしています。

例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでよく見かける「ビヒダスヨーグルト」や「小岩井 生乳100%ヨーグルト」はビフィズス菌が入っているヨーグルトです。
体の調子をしっかり整えるためにも、ビフィズス菌に注目してヨーグルトを選びましょう。

【参考】
※健康コスパで選ぼう!
http://wellnesslab-report.jp/cs/kenko-cospa/report/yogurt.html
情報提供元: WomanSmartLife
記事名:「 「健康コスパ」でヨーグルトを選ぶポイントは?乳酸菌とビフィズス菌の違いを解説!