コロナ禍で消費が落ち込んでいるが、フレグランス市場は売上を伸ばしている。おうち時間をリラックスして過ごすため、香り製品を活用する需要が高まっているようだ。
他者へアピールするためのフレグランスから、自分を癒すためのフレグランスを使い始めている傾向があるものと思われる。

そんななか、フレグランス選びに新旋風を吹き込む画期的な技術サービス「KAORIUM(カオリウム)」が、香水専門店NOSE SHOP(ノーズショップ)の展開する新店舗KO-GU(コーグ)に導入され、話題を集めている。

KAORIUMとは?
KAORIUMは、求めている香りを言葉で表現してくれる世界初のAI技術。
データベースとAIを介し、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、選んだ言葉に紐づく香りを導き出したりすることができるというもの。

これにより、従来は言語化・可視化が難しかった個人の香りの好みをより具体的でクリアにすることができる。
また、自分の好みを把握するだけでなく、他者にも自分の香りの好みをより伝えやすくなるというメリットもある。
操作方法は極めてシンプル。
タッチパネルの指示に従い、ブラインドでいくつかのサンプルの香りを嗅いだ後、自分好みだと感じたサンプルの小瓶をパネルの所定の場所に置く。

そうするとその香りからAIが連想した言葉群が浮かび上がるので、自分が嗅いだ際にどのように感じたか、その中から1つの言葉を選ぶ。
すると、選んだ言葉に紐づけられている香りのサンプルがまた数候補ピックアップされるので、同じように好みを選定し、言葉を選ぶ。

これを計3回繰り返し、3つのサンプルを厳選。最後に3つのサンプルから自分の最も好みの1本を選びぬく。
こうして『自分が最も好む1本のフレグランス』と、選んできた好みのサンプルや言葉から導き出される『自分の香りの好みの傾向』がフレーズとして表示されるのだ。

新しいフレグランス選びは自分のためのフレグランス選び
香水選びは従来『ブランド』や『素材』、『店員やネットのクチコミ』などが判断材料になる場合が多い。
そんななかで、自分の好みを導き出すKAORIUMの取り組みはフレグランス選びに革新をもたらしている。
KAORIUMを開発したSCENTMATIC(セントマティック)社の来栖代表取締役に聞いたところ、店員の接客態度にも変容が見られるという。
従来は店員のおすすめや人気の香りを中心におすすめしていく販売方法だったものが、より個人の好みに合った香りをすすめられるようになった、とのことだ。

香りは人をより豊かにする可能性がある―。
その点に着目し、開発されたKAORIUMは、KO-GUのようなフレグランスブランドにおける展開の他にも、KAORIUM for SAKEとして日本酒選びやペアリングフードの提案、SPORTS × KAORIUMとしてスポーツ選手への香りよるパフォーマンスアップサポートプロジェクトなども行っている。

直近ではクラフトビールをKAORIUMで選んでいく、という大和醸造とのコラボレーション展開も行われる等、活動範囲を多岐に広げている。

まずは気軽に訪れることができるKO-GU(新宿ルミネ1、B1)店頭にてKAORIUMを体験し、あなたの本当に好きなフレグランスと香りの好みを見つけ出してみてはいかがだろうか。

【参考】
※SCENTMATIC株式会社
https://scentmatic.co.jp/
情報提供元: 美容最新ニュース
記事名:「 本当の自分の好みの香りがわかる―新時代のフレグランス選びはKAORIUMで