- 週間ランキング
ブロッコリーを洗う時、水を弾いてしまって本当に洗えているか不安になったことはありませんか?とはいえゴシゴシ洗おうものならつぼみが潰れそうだし……。今回は虫や汚れをしっかり落とす洗い方を解説します。
サラダやおかずに重宝するブロッコリー。料理前にさっと水で洗って汚れを落とす方も多いと思います。そんなブロッコリーですが、そもそも洗った方がいいのでしょうか?2つの視点で解説します。
ブロッコリーに農薬が残っているのでは?と気にされる方も多いと思います。農薬は野菜を育てる際に病害虫がつかないよう使いますが、使用基準は国がしっかりルールを決めているので、安心して食べることができます。
農薬を落とすという意味では気になる方以外は無理に洗わなくてもいいでしょう。
ブロッコリーは、その形状の独特さから虫やホコリが付着している場合があるので、洗ってから使うことをおすすめします。
例えば、葉の部分にはモンシロチョウの幼虫であるアオムシや、ガの幼虫であるコナガなどが付着することがあります。また、アブラムシは蕾や茎につくことも。
これらの虫は誤って食べても重大な害はないですが気持ちの良いものではありませんよね。極力口に入れないためにも洗って使いましょう。
ブロッコリーは主に房の蕾を食べる食材。洗う際にごしごしと強く洗わないようにしましょう。優しく洗うのは蕾が潰れたり、ボロボロと抜けてしまうのを防ぐためです。
またブロッコリーは水溶性の栄養素・ビタミンCが豊富ですが、その名の通り水に溶け出す性質を持っています。長時間水に浸さないことも意識しましょう。
では実際にブロッコリーをどのように洗えばいいのでしょうか。今回は株ごとと小房に分けたパターンでブロッコリーの洗い方を紹介していきます。
基本の洗い方はボウルの中に水をはり、房の部分が浸るくらいを目安に水につけます。
50度洗いや重曹、お酢、塩などを使った方法もありますが、1番身近で効果があるのはお酢を使う方法です。お酢はどのご家庭にも大体ある調味料ですが、目に見えない細菌を抑える効果があるといわれています。
1.お酢を大さじ1程度加える
2.水を張った後にブロッコリーと20分ほどつける
3.ブロッコリーを取り出す前に茎を手で持って軽く揺らすようにゆすぐ
洗い終わったボウルには小さなチリが浮いていました。こうすることで蕾の中のほこりなども取り除けますよ。お酢の香りが残っているので、取り出した後はさっと軽く水で洗ってください。
小房をまとめて洗う際には、まず茎と房の部分を切り分けて調理で使いたいサイズに切ってましょう。そうしておくことで洗った後そのまま使用できます。
小房の場合は房部分がバラバラになるので、ビニール袋や保存袋に入れて洗うのがおすすめ。
株の時と同様に、お酢を使うと細菌を除くのに効果的です。取り出す前には袋ごと振って房の汚れを落としてください。
注意点として、小房の場合の注意点はビタミンCの流出を防ぐため、つけおく時間を短くするようにしましょう。約5分程度が目安です。
株ごと洗う時のメリットは、切り分けずにそのまま洗えるので手間がかからないこと。
一方デメリットは、細かい汚れを見落とす可能性があることです。ただし、水から引き上げる時にしっかり揺らすことでさっと水洗いするより汚れを落とせます。つけおく時間がある時はこの方法で、他の料理をしながら下処理が進められるのでおすすめです。
小房で洗う時のメリットは、切り分けるので蕾の細かい汚れまで落とせる点です。デメリットは切断面から栄養が流れていくことなので、小房の場合は短時間で洗いましょう。ブロッコリーをすぐに使いたい時はこの方法がおすすめ。洗った後に栄養をなるべく逃したくない人は、スープなど水溶性のビタミンが溶けてもそのまま食べるメニューで調理すると良いですよ。
洗い方は株のままでも小房でも一長一短あるので、使いたいタイミングで選択するのがベストです。
ブロッコリーはよく食べる野菜なので、使う前にはしっかり汚れも落としたいですよね。紹介した方法の中から真似しやすいものを選んで、ぜひ試してみてください。