8月4日の「栄養の日」と8月1日〜7日の「栄養週間」を記念したオンライン市民公開講座の収録が、8月2日に都内某所で行われた。この市民公開講座は、管理栄養士・栄養士約5万人によって組織された公益社団法人日本栄養士会が主催するもので、今回は今年のテーマである「間食」についてゲストや専門家を招いたトークセッション形式で開催された。

当日は様々な観点から「間食」を考える講座が4つ収録されたが、まず最初に「栄養の日・栄養週間 2023」アンバサダーを務める俳優の溝端淳平さんが登壇。日本栄養士会の鈴木副会長とトークセッションを繰り広げながら、間食についての理解を深めていく『溝端淳平さんと学ぶ「間食の、すすめ!」の極意』が公開収録された。

トークセッションでは、溝端さんの普段の食生活をチェックした日本栄養士会副会長の鈴木志保子さんが「水分不足」と「朝食量の少なさ」を指摘。これらを解決するための上手な間食の取り入れ方や、毎日の体重の測り方などを溝端さんにレクチャーした。

前のマネージャーさんが栄養士の資格を持っていて、「こういう時は何を食べたらいいかな?」とよく相談していたという溝端さん。そんな経験から、栄養士という存在の大きさを実感しているそう。

トークセッションで「間食の取り方 五か条」について理解した溝端さんには、鈴木副会長から習得証明証が授与された。

管理栄養士・栄養士が自身のインスタグラムに栄養に関する情報を投稿、発信するSNSイベント「栄養ワンダー・オンライン 2023」。今年は「間食の、すすめ!」にちなんだ間食レシピが427件の投稿に対し11,558件の人気投票があり、5つのレシピが「間食レシピ」オブ・ザ・イヤー2023を受賞。受賞者を代表して登壇した松尾真里さんには、溝端さんから花束が贈呈された。

「間食」というとおやつのイメージがあるが、実は間食とおやつは別物。食事と食事の間に食べる間食は、1日の全体の総摂取量を変えずに栄養を摂取することで自分のライフスタイルに合わせた栄養摂取を可能にしてくれるという。もちろん、これらは素人が勝手な解釈で手を出しても正しい栄養量が判断できず、過剰栄養や低栄養になってしまう危険性が。まずは管理栄養士・栄養士に相談して、一人ひとりに合わせた適切な「間食」を提案してもらおう。

情報提供元: 舌肥