iOSとは

iOSは、Appleが開発しているiPhone・iPod touch向けのOSです。
ただ、iPod touchは2022年を最後に販売を終了しているため、実質iPhone専用のOSと認識して差し支えありません。

なお、同じくAppleから発売されているタブレット端末であるiPadもかつてはiOSを搭載していましたが、現在はiPad独自のiPad OSが開発されています。
Appleの他の製品に目を向けても、MacintoshはmacOS、Apple WatchはwatchOSと製品ごとに適したOSが独自に開発されている状況となっています。

OSとは何か、そしてその種類

OSは、Operating System(オペレーティングシステム)の略で、コンピューターの思考回路の基礎と言えるソフトウェアです。

これ以降「コンピューター」と「パソコン」という言葉が連続しますが、この二つは同義ではありません。
コンピューターは、一般的には「各種電子機器を制御・演算・稼働させる機械」という意味の言葉です。
一方で、パソコンは「パーソナルコンピューター」の略。具体例としてはノートパソコンやゲーミングPCなど、個人で使用することを前提としたコンピューターをイメージしていただければ差し支えありません。


さて、話を本題に戻します。
OSはパソコンの操作やアプリの使用などのために必要になります。具体的には、人間が操作した情報を的確に管理し、コンピューターを指示通り働かせるのにはOSが関わっているということです。
一般的にはOSというとパソコンやスマートフォンなどに搭載されているというイメージが強いでしょう。
しかし、家庭にある家電製品にもコンピューターが内蔵されており、それらにもOSがインストールされています。

OSの具体的な役割は非常に多く、イメージが湧きにくいかもしれません。
パソコンのOSの場合の主な役割については、富士通が子供向けに解説したページで以下のように記載されており、理解しやすいのではないでしょうか。

<ul><li>タスク(作業)やメモリの管理<br />例えばブラウザでニュースを調べながらワードで文書を作成するなどの操作をするときに、作業の順番を決め、効率よく作業できるようにCPUやメモリの動作を割り当てます。</li><li>ファイルの管理<br />作成したファイルの保存形式のルールの管理や保存場所への格納などを管理します。</li><li>周辺機器の管理<br />キーボートやマウス、プリンターなどの周辺機器の接続を管理します。</li></ul>

有名なOSは以下の通りです。

iOSの特徴・メリット

iOSでは基本的にアプリケーションのダウンロードはApp Storeという専用のダウンロードフォーマットから行います。
App Storeアプリは、iOS搭載端末にはデフォルトでインストールされており、ここからLINEやInstagramといった各種アプリケーションをダウンロードすることができます。

また、iOSの特徴としてOSが一般に公開されていない点が挙げられます。
対して、競合するAndroid OSは公開されているため、様々な企業が開発した端末にAndroid OSを搭載して販売することができます。
このようにOSを公開する姿勢をオープンソースと言います。
オープンソースでのメリットとして、OSを多くの企業に採用してもらいマーケットシェアを広げることができるという点が挙げられます。その反面、OSのコードが誰でも見られる状態になるため、セキュリティー面での脆弱性が懸念されます。

この点、iOSはオープンソースではないので、他のOSと比較してセキュリティー水準が高いと言えます。


マーケットシェア獲得の面では不利だと思われるかもしれませんが、App StoreはアプリケーションにおいてAndroid搭載製品に引けを取らない充実度を実現しています。
その理由は、初代iPhone発表に伴いiOS開発が必要となった際、それ以前にメインで開発していたMachintoshのアプリケーションと一部共通設計とした経緯にあります。
これによりスムーズなiOSアプリの開発が可能となり、App Storeには当初から豊富なアプリケーションが用意されたのです。

まとめ

OSとは何かに触れながら、iOSについて解説しました。

App Storeではゲームだけにとどまらず、様々なアプリが配信されています。
App Storeではダウンロード数をランキング形式で情報提供しているので、その中から気になったアプリをダウンロードするのもおすすめです。

情報提供元: GAMEMO
記事名:「 【ゲーム業界用語集】iOSとは|iPhoneに特化したOS