もし生涯自分の歯を健康に使い続けられるとしたら、それを金額にするといくらになると思いますか?
図の通り、3つの評価を用意したので考えてみましょう。

【1】生涯で使う歯ブラシの購入代金
→約50万円
これは歯科衛生士からの回答です。
専門家としての彼らの知識では、歯を失う原因はむし歯と歯周病で、
これは歯磨きで防げるという感覚から、歯ブラシ代金の総額という算出となりました。

【2】すべての歯をインプラントにする
→約1500万円
これは歯科医師の回答です。
すべて歯を失った状態で、ほぼ元の状態と同じ状態に回復させるためにはインプラントによる治療がベスト
この場合には1500万円程度は必要となるので、その金額という算出でした。

【3】快適なホテルの宿泊代
→約14億円
この算出は人間が実際に特定の目的を入手するために使う金額を基本にしています。
生涯にわたり自分の歯が快適に使えるということは、
おいしく食事ができ、会話を楽しむことができ、笑顔が素敵であり、歯医者に行く必要もない、お金もかからない
これを価値換算しています。
快適なホテルに宿泊するということは、24時間の快適さをお金で購入しているわけです。
1泊の利用費が5万円だとすると、1か月宿泊で150万円、1年で1800万円です。
人生80年だとすると14.4億円という算出です。
どれが正しいというわけではありませんが、もし14億円もの価値があるならば、みんな大切にすることでしょう。

その維持にメンテナンスもいとわないと思います。
健康な口を維持するために、年に4回程度歯科医院に通い、1回1万円ぐらいの費用が発生したとして1年で4万円、80年で320万円です。

14億の価値守るために、生涯で320万円を80年分割で使うことは決して高いものではありません。
「外車に使う500万」と「歯に使う500万」どちらのほうが価値がある?
健康な口を維持するには80年で320万円とお話しましたが、
わかりやすいように仮に500万として考えてみてください。

日本では「健康な歯を守る(予防する)」という意識はまだまだ根付いていないため、歯に500万というのは考えられない人も多いでしょう。
では今、そのお金を他の物でどのように使っているのでしょうか。

例えば外車。
車が好きな方は多いと思います。コレクションとして何台も購入している方もいるでしょう。
ところが、今どき国産車でも500万ではそこそこの車しか買えません。
しかも10年程度利用すれば、買い替えたりします。
毎日乗らない人の方が多いかもしれません。
しかし、車にはお金を使います。

もし、快適な生活・病気にならない生活のために歯を守る
その価値が14億円だとしましょう。
そしてそれを守る費用が500万円。
この金額は高いものでしょうか?

私の歯科医療への取り組みは、世の中の概念を塗り替え、健康で豊かな生活のために、口の健康は必須であり、そのことに対して使うお金はけっして高いものではない。
このような価値観を社会に醸成したいという思いから出てきています。

取材・記事制作協力
足立優歯科 院長 足立優(あだち・まさる)
<経歴>
1985年 大阪歯科大学 卒業
1987年 米国留学 Dr.Dawson,L.D.Pankey Insitituteセミナー受講
1989年 足立優歯科診療所 開設
1993年 歯科健康管理クラブ「ZERO CLUB」設立
1995年 デンタルハイジニストアカデミー開校
2001年 予防歯科普及のための「サニア株式会社」設立
2004年 NPO法人「明日の歯科医療を創る会POS」設立、同理事長
2021年 一般社団法人「健康マイスター協会」設立、共同代表理事


情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 一生歯を使うためにかかるお金はいくら?