椿鬼奴、新垣里沙らが女子刑務所舞台に物語を展開する鈴木砂羽プロデュースの舞台が開演!


 タレント・椿鬼奴(46)、元『モーニング娘。』新垣里沙(29)、女優・平田敦子(55)らが30日、東京・赤坂レッドシアターで女優・鈴木砂羽(45)がプロデュースしたユニット『港.ロッ区』旗揚げ公演『ロックの女』(作・演出:福田転球)公開ゲネプロを開いた。


 女優・鈴木砂羽が自分が観たい公演を作り、観客に喜んでもらうために上演したいという思いから、プロデュースユニット『港.ロッ区』を立ち上げ。“これは「ロック」である!”と思うことを演劇に転換し発表するというものでアカペラ歌劇となる。


 舞台は女子刑務所。主要キャストは全員囚人という設定で、雑居房バンドが結成され、歌って踊るのだが、自由に音楽ができるはずもなく。という状況なか、彼女たちはロックはできるのか……というパワフルな作品。


 報道陣には序盤の5分ほどが公開され、主演の鬼奴のコミカルな演技や、ベルトや食器、机などを叩いて音を出しながら全員で熱唱を見せるなど、心浮き立つ仕上がりを見せていた。


 終了後には鬼奴と鈴木が囲み会見を開催。鈴木はこれが初プロデュースの作品とあって、「こんな気持は初めてです。自分が舞台に立つ役者のときはドキドキしなかったんですけど、いまはすごくドキドキしていて」と、緊張しているのだとか。それでも、「日々おけいこを見ていると思っていたものが形になっていくことがこんなに楽しいんだって」という楽しみがあるそうだ。


 鈴木は今回のプロデュースへ、「3年前からいろんな構想があって、準備してきました。嬉しいやら緊張するやら。新たな門出により一層頑張りたいです」と、意気込みを。とはいえ女優としての活動も続けるそうで「漫画描いたりしていますから三足のわらじですかね」という。


 鬼奴の起用へ、鈴木は、「2年前に一緒にお仕事して、帰りに飲みに行って鬼奴にボールを投げてみたら、『いいよ』と。ラブコールは2年前にしていたから、この話を持っていったら『マジでやるんだ』って」というエピソードもあったそうで、鬼奴は「主演だと思ってなかった」と、実感を話していた。


 鬼奴はといえば緊張はそんなにしていないそうだが、けいこ期間に仕事が立て込んでいたそうで「主人がけいこ以外で忙しいときははさすがに『かわいそうだ』ってマッサージしてくれました」と、ほのぼのエピソードも披露した。


 また、鈴木といえば、昨年9月に劇団クロックガールズの舞台『結婚の条件』で初演出を手がけたが、「鈴木氏から人道にもとる数々の行為を受けた」という理由から、女優・鳳恵弥と牧野美千子が直前に降板し、騒動となった。そのことを問われると、鈴木は「去年あっという間です。あのときもモノづくりにこだわっていたし、演出に入ってみたいという気持ちがあったらからいりろやっていたんですけど、予想もしないものがあると。もし自分がプロデューサーだったら、どう対処するかとか考えちゃいましたね」と、しみじみ。


 そんな騒動もあってか、鈴木は「ものすごい勉強になりましたし、感謝していますよ。変わったことはないですけど、制作側に回ったときにはいい経験でしたね」と、振り返っていた。


 『港.ロッ区.vol.1「ロックの女」』は31日から9月9日まで赤坂レッドシアターで上演!


 ■出演


 椿鬼奴、新垣里沙、関谷春子、松之木天辺、佐藤真弓、平田敦子、KWANI、西うらしんじ、今奈良孝行、伊藤風喜、たろう、ゆうき、鈴木砂羽





 


 


 

情報提供元: News Lounge