テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。


今回のゲストは運送業界の未来を見つめる「株式会社Byuu」代表取締役・山口大介さんです。


Byuuとは?


宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「Byuuはどんなことをされている会社なんですか?」


山口大介さん(以下、山口)「個人事業主さんと契約をさせていただいて、宅配などを展開している会社になります。個人で開業届を出して車を持ち込んで頂いて、大手通販会社さんの商品などを配送させてもらっています。個人事業主というのは、個人ではなく事業を行う一企業の社長として周りとの関係性もうまく保っていかなくてはいけないですし、自分勝手に仕事ができるものではなく、周りの人が働く場は周りと共存して作っていかなければならないもの、という意識付けをしています。お客様に迷惑のかかるような、例えば誤配送してしまうとか、希望の時間に商品を届けられないとか、そういったクレームを出してしまうと弊社としても信用を失いますし、ドライバーさんの信頼も失うことになりますので、身勝手な行動、言動には気を付けてくださいという指示をしております。」


宇賀「そういったことをきちんと伝えていく事が大事なんですね。」


現在の運送業界の課題



宇賀「今って運送業界全体はどういう状況なんですか?」


山口「今はEコマースの需要が凄く上昇しておりまして。皆さんスマートフォンで手軽に注文されると思うのですが、我々の業界からしたら商品はたくさん配っても配り切れないぐらいの荷物があるんです。そこに、このコロナ禍で職を失った飲食店業の方ですとか不動産業の方ですとか、いろんな方が収入を求めて入ってこられます。右も左も分からない状態で飛び込んでこられるので、配送のミスですとか、応対のミスですとか、そういった所でかなり荒れているのが正直なところです。」


宇賀「需要が高まっているから良いことなのかなと思ったんですけど、なかなか内容が追い付いていないような感じですかね?」


山口「そうですね。やはり、一気に需要が伸びてしまったがためにドライバーさんの質、育成というのがおろそかになっているのが現状なので。」


質の高いサービスを提供するために


宇賀「そういった部分ってどうすれば改善されていくと思いますか?」


山口「まず、プロとしての自覚を持たせるというところと、一人で事業を行っていないという意識を持ってもらう事だと思います。弊社ではドライバーさんの質を上げるために自分たちがやるべきことを明確にして、こういったことがクレームになってしまうよとか、具体的に提示してあげることによって、腑に落としてあげる。どうしてこういう事をしてはいけないのか、どうしたらこういう風にクレームが来てしまうのか、そういう風に質を上げていってイレギュラーがあった時に応対ができるようにしてもらう。先のことを読んで行動できるドライバーさんを育てていきたいですね。なるべく私も現場に近い会社作りをしていますので、相談のしやすさですとか、休みやすさですとか、もちろん冠婚葬祭などいろいろありますので、その辺も柔軟に対応できる働きやすい環境だと思います。」


宇賀「お客様からの反応はどうですか?」


山口「Byuuのドライバーなら安心して荷物を預けられると喜んでもらえている所がありますので、できるだけそういう満足度を上げられる会社にしたいと思っています。


山口大介×テンカイズ



宇賀「では最後に、山口さんの今後の展開を教えてください。」


山口「ドライバーさんの働く環境にとらわれない仕事を提供したいなと思っています。これからどんどん高齢化が進んできて高齢者の方も多くなってきますが、そういった方でも働ける仕事を提供していきたいです。いずれは私たちが誇りを持っている仕事に対して子供たちが憧れを持つような業界にしていきたいなと思っています。」


宇賀「ありがとうございました。」


テンカイズ


TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。


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株式会社Byuu


URL:https://byuu1001.com/


株式会社Byuuは厚木市を拠点として軽貨物配送業務を行い、神奈川県内をメインに広範囲にわたるエリアで荷物を届けている会社。ドライバーの方のライフスタイルに添った働き方ができる仕事を提供しています。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 「株式会社Byuu」代表取締役・山口大介氏が運送業界の今と未来を語る。「子供たちが憧れを持つような業界に」