『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で、二丁拳銃の小堀さん(通称・ヘドロパパ)のダメっぷりを特集する企画があります。お約束で相方(川谷)の奥様が小堀さんを叱咤するシーンがあり大人気です。

 

今回の放送では、小堀さんのお子さんが「お笑いを目指したい!」という趣旨の作文を学校で読み上げ、それをビデオで見た小堀さんが、もう一度、お笑への志を新たにする涙シーンがあります。さて、その作文を読み上げた舞台は『二分の一成人式』というもの。

 

……『二分の一成人式』? 何それ?

 

気になって調べてみると、『二分の一成人式』は20歳の2分の1にあたる10歳、小学校4年生の3学期に式を行うことが多いそうです。2010年頃から一般化しているようですが、小学生の子どもが周囲にいない筆者は知りませんでした。

 

『二分の一成人式』とは?

 

子どもたちは、自分の育ってきた10年の歴史を振り返ったり、将来の夢をかたるなどの作文を読んだり、親への感謝の手紙を送るなどします。

 

学校によっては、親から子供に成長過程の思い出や、これからの子供への願いをしたためた手紙などを送ったりするそうです。対して学校側は、子供たちの小学校入学時からの軌跡をビデオにまとめたり、“二分の一成人証書”を授与。なかには校長先生や保護者代表の祝辞などを行う本格的なところもあります。

 

式の中で合唱を歌っている子供を見て、成長を改めて感じ取とり思わず目頭をが熱くなる……と言う保護者も多くFacebookやTwitterなどで自分の子供が参加した『二分の一成人式』をアップしている保護者も増えています。

 

実は賛否両論な行事?

 

『二分の一成人式』で、自分の子供の成長に感動をするだけに終わらず、個人的に写真館に行き成人式同様、記念写真を撮りに行くなんて方もいるようで『二分の一成人式』を好意的に受け入れる方が多いようです。が、その反面、行事が増えて面倒と思う保護者もいるそうです。

 

「先生に絶対おうちの人にきてもらってねって言われた。うちだけ来ないのはイヤだから、お母さん絶対きて」なんてプレッシャーがかかると、共働きの親御さんは困惑される方も少なく「親が全員参加できないなら、二分の一成人式はやる価値がない」なんていう学校も。なかには親を喜ばせるだけのイベントだ!と反対する声もあります。

 

この現象に関して、都内の学校でカウンセリングを行うSさんに聞いてみると「4年生を過ぎると男女とも精神的にも肉体的にも子ども時代は終わりに近づき、思春期、反抗期に入っていきます。そういった時期に向かっていく中『二分の一成人式』は、親子の繋がりを感じることが出来る良い機会だとは思います。しかし、現場で働くものとしては、専業主婦と言われる方も少なくなった今、親の負担が増えてしまうと言うのも否めませんね」と話してくれました。

 

確かに、親の立場からしてみれば両方の気持ちがわかります。親子のコミュニケーションの良いきっかけになると良いですね。

 

 

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 賛否両論? いまさら聞けない10歳のお祝い『二分の一成人式』とは?