30日から始まった『ブギウギ』第5週が終わった。スズ子(趣里)の家族編の集大成ともいえる週だった。

スズ子の本当の母は、次郎丸家の元女中・キヌ(中越典子)だった。それを知ったスズ子は、弟の六郎(黒崎煌代)に「抱き締めて」と頼み、そして思わず「お母ちゃ~ん!」と泣き叫ぶ。“姉”の依頼に六郎はスズ子を力いっぱい抱き締める。

出生の秘密を隠したまま、大阪に帰ってきたスズ子。それ以来、母・ツヤ(水川あさみ)との関係に微妙に暗い影を落とした。それが顕在化したのは、3年後。東京に新しくできる梅丸歌劇団にスカウトされたのだ。東京に行きたいと申し出るスズ子に、ツヤが珍しく反対する。それは、これからスズ子が戻って来なくなるのではないかと言う不安、“母心”だった。ツヤに不満を募らせるスズ子に、六郎は「ほんまの家族やから、お母さん、めちゃめちゃ寂しいねん」と説得する。

その頃、大和礼子(蒼井優)は子どもを産んだ後、他界した。礼子もスズ子と同様、複雑な少女時代を送り、社長の大熊(升毅)が育ての親となっていた。この礼子の死去はスズ子に新天地へ向かう覚悟をもたらし、同時にツヤも、そんな彼女を送り出す覚悟を決める。

ネットの評判はどうだろうか?

・弟の六郎の優しさに泣きました 大和さんの訃報に泣きました
・この経験がスズ子のこれからの人生の礎になることを切に願います
・家族とは、血の繋がりだけじゃないよね。

と上々。

そのクライマックスは、上京を決めたスズ子と、それを許したツヤ、さらには梅吉(柳葉敏郎)、六郎という家族全員が抱き合うシーン。ツヤが「つらなったすぐ戻ってくるんやで。我慢したらあかん。すぐ帰れる場所があるいうことを忘れたらあかんで」と伝えると、スズ子は「当たり前や。ワテこう見えて意外と根性無いねんで。ほんまにすぐ帰ってきてしまうかもしれん」と泣きながらツヤに抱きつく。

梅吉が「根性無いんはワシに似たんや!」、六郎も「ワイも根性無いで」と抱き合う。家族みんなで「根性無し!」と、涙ながらに抱き合っていた。

スズ子が香川で知った秘密が、母娘の間で一言も交わされないのは違和感があったが、むしろそれを隠したままのほうが、より感動に深みが出ると判断のしもしれないし、家族が血のつながりではなく思いの深さが大事ということを訴えたかったのしもれない。

いずれにしてもスズ子は梅丸少女歌劇団(USK)を卒業し、新天地・東京へ。やがてスター街道を驀進していくのだが、初回でスズ子がシングルマザーの道をたどっていることが分かる。次週から華やかな歌謡界が描かれていくだろうが、その裏ではやはり、家族のあり方が下地となるのかもしれない。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ブギウギ第5週振り返り:スズ子の家族“完結編”! スター街道前夜のクライマックス