幼稚園や保育園で一緒だった子というのは、小学校も一緒でなければ往々にして忘れてしまうものですが、ReONさん(@Dainagon_azk)のマンガ『昔助けた子と数年後再会する話。』では、高校生になってから朝霧悠真が幼稚園の時に助けたことがある須夜崎明日香と転校生として再会するというストーリーになっています。









ドッジボールで当てられて、「いたっ!」と倒れたのを「はいザコ~」「須夜崎はデブでトロいからよゆーで当てられるな」と言うのに、「おい、おまえら!」と声が飛んできます。「じぶんより弱いやつたおしてカッコつんるな!つよいやつたおしてからカッコつけろよ!この弱虫!!」という悠真。「あの時は…ムカついたから助けたんだっけか」と振り返り、「それからは、小・中と一緒になることはなかった」ということでしたが……。




「須夜崎明日香です!よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶する転校生に、「須夜崎!?須夜崎ってあの時のまんじゅうか!?」とその変貌ぶりに目を見張ります。担任から「じゃあ席は…おっ、悠真の隣が空いてるな。あそこでいいか?」と言われて、奇しくも隣に。「名前に反応なし…ま、覚えてるわけねぇか」と思いつつ「よ、よろしくな」「うん!こちらこそよろしくね!」と挨拶を交わしますが、「ふぅ~…。……やっぱりちょっと緊張しちゃうな~…」と呟く明日香。「ん?なんか言ったか?」と言う悠真に、「ふぇっ!?あっ…ううん!な、なな、ななんでもないよっ!」と挙動不審気味に答える明日香でした。




幼稚園の時のお昼の時間。おにぎりを手にした明日香に「…おまえ、そんなんで足りんのか?」と聞く悠真。「え?」「いや、だっていつももっと食べてたし…」「う、うん……大丈夫………たぶん…」と明らかに「デブ」と言われたことを気にしている様子。そこに「…ほら」と自分の弁当を差し出した悠真。「オレのおかず分けてやるから食えよ。別に腹減ってねぇし」「…え?」「なんだよ?何かきらいなものでもはいってたか?」「ううん…」というやり取りをしていました。


そして高校の教室。「えっと…。…ごちそうさまでした」と手を合わせる明日香を横目に見る悠真。




「少ねぇ弁当だな。そんなんで足りんのか?」と聞かれて「う、うん!大丈夫だよ!私、ダイエットしてるからこれ位でも十分…」と言う明日香ですが、お腹が盛大に鳴ってしまい……。悠真は「ほら…余ってるからやるよ」と差し出し、「え、えぇ!!いいの!?」「あ、ダイエットしてるんだっけか!だったら無理しないでも…」と言いかけますが、明日香は「ううん、嬉しい!ありがとう!!」ととびきりの笑顔に。その表情にドキッとしてしまった悠真。「クソ…調子狂うぜ…こんなやつだったか?」と突っ伏す横で、モグモグと食べる明日香でした。


ReONさんによると、「元々この二人のキャラを主軸としたバトルマンガを描きたかったのですが、担当さんにもっとキャラの事を理解した方がいいと言われまして、簡単に4ページのマンガを描いて見ようとしたのがきっかけです」だったというこのストーリー。悠真は「身長:165cm、体重:60kg、好きな物:格闘技観戦、牛丼」で、明日香が「身長:145cm、体重:??kg、好きな物:食べ歩き」というあたりに、バトルものの片鱗を感じさせます。


「王道で良い」「青春って感じ」という反応のほか、明日香に対して「いっぱい食べる君が好き」という声もあったこのマンガ。ReONさんは「正直言ってここまでの反響になるとは思っていませんでした(笑)。ただ、ありがちな設定や不自然な点がかなり指摘されているので個人的にはもう少し作りこみたかったですね」とコメントしてくれました。


「続きを!」というユーザーも多数見られたReONさんのマンガ。続編があるとして、方向性も気になるところです。


※画像はTwitterより

https://twitter.com/Dainagon_azk [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「王道で良い」「いっぱい食べる君が好き」 幼い頃に助けた女子と転校生として再会するマンガが清々しく青春してる