月9ドラマ『ミステリと言う勿れ 』(フジテレビ系)の第10話が3月14日に放送された。

 第10話は、久能整(菅田将暉・29)とライカ(門脇麦・29)は元旦午前3時に初詣に行く約束をする。二人きりの小イベントに整は大晦日からソワソワしながら過ごし、約束の時間に神社でライカと合流し――というストーリーが描かれた。

 第10話では、これまで謎めいていたライカの正体が判明。実はライカは解離性同一性障害を患っており、「妹」と呼んでいた千夜子こそが主人格。ライカは最後に残った交代人格のひとりだと判明する。

 しかし、千夜子を虐待していた親が火事で亡くなり、幸せに向かって回復していることから、ライカも春までに消えることを決意。一方、ライカは整と過ごすうち、その楽しさから「消えたくない」「ずっと ここにいたい」と思ってしまうことを恐れ、春を待たずにこのお正月で消えることを決意したという展開となっていた。

「初めて好きになりかけた人との突然の別れでしたが、千夜子をなによりも大切に想っているライカを尊重し、整も別れを受け入れる。切ないシーンとなっており、視聴者からは『泣いた』『切なすぎる』『悲しすぎる』という声が聞かれました。一方、ラストには春になり、千夜子が退院するという情報を風呂光(伊藤沙莉・27)が聞きつけ、整に連絡するという展開になりましたが、その後のシーンこそが物議を醸しているようです」(芸能ライター)

 ライカもとい千夜子の退院をこっそり見守ったあと、整はライカとの思い出の桜の場所へ。そこへ風呂光がやってきて、落ち込む整に「あの、私が友達になってあげます!」と提案。「あの、一人の友達として、あの、刑事としてではなく一人の友達として 久能さんと接したいっていいますか」と戸惑いながらも言い、整は「ありがとうございます」と頭を下げていた。

「実は原作では風呂光はあくまで刑事のひとりで、整のプライベートに深入りしていません。これまでも風呂光が整に片思いをしているかのような原作改変シーンが物議を醸してきましたが、ライカとの別れの寂しさにつけこむような風呂光の言動には、過去一の批判の声が続出。視聴者からは『台無しだよ!』『まじでいらない』『でしゃばりすぎだし鬱陶しい。最悪すぎる』といったブーイングが続出する事態に。ライカとの物語を台無しにしたとして、多くの苦言を集めていました」(同)

 感動のまま終わるはずが、最後の最後で大ブーイングを集める事態になってしまったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 感動ラストが台無し?『ミステリと言う勿れ 』結末に大ブーイングのワケ