10月15日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)で、アンティークとヴィンテージの違いが解説され、視聴者の間で反響を集めている。

 この日取り上げられたのは「アンティークとヴィンテージの違いは?」という疑問だったが、チコちゃんによると、「100年経っているかどうか」とのこと。

 また、この日の解説を担当した西洋アンティーク研究家の岩崎紘昌氏(75)は、「アンティーク」は100年以上経っているものを指す言葉、「ヴィンテージ」はもともとワインの専門用語で、年月を重ねて価値を持った古いものという意味を持つようになったという。

「アンティーク」という言葉が生まれるようになったのは、1930年に制定されたアメリカの関税法。そこから100年前の産業革命以前に作られたものを「アンティーク」として関税を掛けないように輸入しやすくしたという。一方、日本では空襲などにより100年以上前のアンティークのものが燃えてなくなってしまったという経緯から、アンティークではないが、それなりに古くて価値のあるものに「ヴィンテージ」という名前を付けたと解説された。

 しかし、最後に悪ノリしたスタッフは「僕が小さい頃に肌身離さず使っていた毛布がありまして。これは世の中にひとつしかない毛布なんですけど、つまりこれはヴィンテージなんですか?」と質問したが、岩崎氏は「それはね、思い出の品です」とバッサリ。「あなたが高倉健でもない限り、ヴィンテージにはなりませんね」と指摘されていた。

 この説には視聴者から「知らなかった!」「違いなんて考えたこともなかった」といった、『チコちゃん』らしい感心の声が集まっていたが……。

「一方、話題になったのは岩崎氏がVTRの最後にチコちゃんに投げかけた『チコちゃんが古い方がいいと思うものってなに?』という質問。これにチコちゃんは『恋女房』と答え、スタジオからは『渋い……!』という声が上がっていました。しかし、チコちゃんの“中の人”である、お笑いタレントの木村祐一(58)は3度の離婚と4度の結婚を経験した人物。この回答にネットからは、『木村祐一が言うセリフじゃねえ』『離婚しまくってるだろ…』『恋女房の部分要らないだろ』という苦言が集まってしまいました」(芸能ライター)

 説自体は反響を集めたものの、最後の最後で台無しとなってしまったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『チコちゃんに叱られる!』中の人の「古いものがいいのは恋女房」発言に非難轟々