- 週間ランキング
内もものたるみは股関節内転筋群の筋力低下によるものなので、それを解消させるには股関節内転筋群を強化するエクササイズが有効と言えます。
股関節内転筋群を強化するエクササイズにはいくつかありますが、その中でも特別なトレーニングツール不要で、おうちでも手軽にできるエクササイズが「ワイドスタンス・スクワット」です。
ワイドスタンス・スクワットとは、その名の通り足幅を広げて行うスクワットのことです。そうすることで「開いて閉じる」という股関節動作が繰り返されるようになるので、股関節内転筋群を鍛えることができ、内もも引き締め効果につなげることができます。
10回を合間に1分間の休憩を挟みながら、3~5セット行います。
内ももの筋肉に効かせるためのポイントは、足幅を肩幅よりも広げるとともに、つま先をやや外側に向けることです。そうすることで「開いて閉じる」という股関節動作が行いやすくなるからです。
エクササイズ中は、膝とつま先が同じ方向を向くように心がけましょう。膝がつま先に対して内側や外側に向いてしまっていると、内ももへの効果が感じられないばかりか、膝への負担が大きくなってしまうからです。
ワイドスタンス・スクワットは股関節内転筋群という内ももの筋肉を鍛えることができるエクササイズですが、「内ももの筋肉に効いた感じがしない…」という声もよく聞かれます。
ワイドスタンス・スクワットをしても内ももの筋肉に効かない場合、「上体に問題がある」と考えられます。
頭からお尻を結ぶ上体のラインが床に対して垂直になっていないと、「股関節を開いて閉じる」という動きではなく「股関節を曲げて伸ばす」というそれになりやすくなってしまうため、内ももの筋肉に効かせることができなくなってしまいます。
そのため内ももの筋肉に効かない場合は、上体が床に対して垂直の状態を保つようにし、左右の膝の間にお尻を下ろしていくイメージで行うように心がけてみましょう。
胸を正面に向けるようにすると、上体が床に対して垂直の状態を作りやすくなります。
ところで、太ももの理想的なサイズと正しい測定方法をご存知でしょうか。ここで太ももの理想的なサイズと測定方法について改めてお伝えしておきましょう。
太ももの理想的なサイズは、〈身長(cm)× 0.3〉で求めることができます。
例えば身長が160cmの人であれば、理想的な太もものサイズは、
160 × 0.3 = 48cm
となります。
今回は、「内もものたるみが気になる…」という方のために、内もも引き締めに有効なワイドスタンス・スクワットをご紹介しました。
足幅を広げてつま先をやや外側に向けてスクワット動作を行うことで、「開いて閉じる」という股関節動作が繰り返されるようになり、内ももの筋肉に効かせることができるようになります。
「ワイドスタンス・スクワットを行っていても内ももの筋肉に効かない」という場合、上体が床に対して垂直の状態をキープして、左右の膝の間にお尻を下ろしていくように心がけてみましょう。
合間に休養日を入れて週2回行い続けるようにすることで、個人差はありますが、3ヵ月で内もも引き締め効果が期待できます。
ワイドスタンス・スクワットで、気になる内もものたるみを解消させてくださいね!