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「腹筋エクササイズを一生懸命行っているけれど、お腹の脂肪がなくならない…」という声をよく耳にします。しかし腹筋エクササイズでお腹の筋肉を引き締めることはできても、お腹の脂肪を落とすことは残念ながらできません!
それではお腹の脂肪を落としていくにはどうしたらよいのでしょうか。
お腹の脂肪を落とすには、なんとたった2つの方法を実践するだけです!ではその2つの方法をご紹介していきましょう。
「脂肪を落とすトレーニング」と言えば「有酸素運動」を連想される方が多いですが、脂肪を落とすには筋トレも重要です!
その際に「筋トレをどう行うか」がポイントで、中程度の強度でセット数を多めで、セット間の休憩時間を短めに設定するようにします。
具体的には10回前後反復可能な強度で、1分間の休憩を入れながら3~5セットで筋トレを行うようにします。そうすることで血液中に乳酸が蓄積されるようになり、脳下垂体から「成長ホルモン」が分泌されるようになるからです。
成長ホルモンにはその名の通り、筋肉や骨の成長を促す成長作用以外にも、脂肪細胞内の中性脂肪を分解して血液中への遊離脂肪酸の動員を促進させる「脂肪分解作用」があるのです。
筋トレの後に有酸素運動を行うことで、効率良く脂肪を燃焼させることができます!なぜなら、筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。
分解された脂肪が即座にエネルギーとして使われるようになるため、効率良く脂肪を燃焼させることができるようになります。
くれぐれも筋トレ前に有酸素運動を行わないようにしましょう!有酸素運動後に筋トレを行ってしまうと、成長ホルモンの分泌が抑制されてしまうからです。また、有酸素運動で筋トレのエネルギー源となる糖質が使われてしまうため、“ガス欠”状態で筋トレを行うことになってしまうからです。
必ず筋トレの後に有酸素運動を行うようにしましょう。
「この2つの方法を実践してもお腹の脂肪が落ちない…」という場合、次の2つが理由として考えられます。
筋トレのセット数が少なすぎたり、セット間の休憩時間が長すぎてしまったりしていませんか?そうすると乳酸が蓄積されないので、成長ホルモンを分泌させることができません!
そのためセット数をできるだけ多めで、セット間の休憩時間を短めにして筋トレを行うようにしてみましょう。
有酸素運動で体脂肪を減らすためには「運動強度」も重要です。
「体脂肪を減らそう!」という気持ちが強すぎて、呼吸が激しく乱れるくらいの運動強度になっていませんか?そうすると、有酸素運動ではなく、むしろ無酸素運動となってしまいます。そのため脂肪を燃焼させているつもりが、実際には“不完全燃焼”を起こしてしまっていることになります。
脂肪を確実に燃焼させるには、軽く息が弾む程度の「ややキツイ」と感じる運動強度に設定して行うようにしましょう。
最後にお腹の脂肪を確実に落とすために、是非行っておきたいことをお伝えしておきましょう。
それは体脂肪測定です。体脂肪の測定は、月に1回の頻度で行うとよいでしょう。
体脂肪測定は、結果に一喜一憂するためのものではなく、行っているトレーニングプログラムが適切かどうか、トレーニングのやり方が間違っていないかどうかを確かめるためのものでもあると言えます。
知らない目的地へ向かうのに、道や方向を間違っていないかどうか、途中で地図で確認するのと同じです。トレーニングを効果のあるものにするためにも、体脂肪測定も月1回は行うようにしてみてください!