2021年11月11日、株式会社Psychic VR Labは、同社が運営するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」がHTC社の最新VRグラス「VIVE Flow」に対応することを発表しました。

11月18日のVIVE Flow発売開始と同時にVIVE Flow版STYLYアプリをVIVEPORTにて配信開始することも明らかにされています。



複数人で体験するバーチャルツアーも共同で展開予定

「STYLY」は、XRを芸術的な媒体として使用するというアイデアに基づいて構築されたクリエイティブプラットフォームです。

個人美術館の作品からポップミュージックの体験やアニメコミックに至るまでの作品があり、無料のSTYLYアプリではこれらの作品にアクセスできます。

9月にVIVEPORTに対応したのに引き続き、HTC VIVEシリーズの最新VRデバイスVIVE Flowにもいち早く対応することになりました。

今後は、メディテーションツアーを定期開催し、参加者間でのゆるやかな繋がりを作り、習慣化するような体験を提供していくとのことです。

また、フィットネス、落語に怪談話などのイベントを共同で展開予定であることも明らかにされています。

コンテンツの制作・配信にも期待大

STYLYはアートコンテンツの鑑賞だけではなく制作もできるようになっているのが特徴です。

Webブラウザ上でノンプログラミングでXRコンテンツを構築できるSTYLY Studioを使えば、VIVE Flow向けにVRコンテンツの制作・配信もできます。

STYLY Studioで作成したコンテンツは、VIVE Flowのほかにも

VR HMD

Webプレイヤー(PCのWebブラウザ上で3D空間を体験できるもの)

スマートフォン・タブレット

に向けて配信可能です。



VIVE Flowとは

VIVE Flowは2021年11月18日に国内販売が開始されたHTC社の新しいVRグラスです。

メガネ型になっていて、ゲームだけでなく、リラクゼーション・トラベル・映画など、多様なコンテンツを通して⼼地よい没⼊体験を提供することができます。

わずか189gと軽量かつコンパクトで、携帯電話 (Android OS) を使って操作するので、これまでVRに馴染みのなかった人でも気軽に幅広く楽しめるVRデバイスとなっています。

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まとめ

10月にHTC社がVIVE Flowを発表したときに、ゲームやエンタープライズではなくウェルネス分野を中心に据えたことで困惑するVRユーザーが少なからず見られました。

しかし、STYLYがVIVE Flowに対応することでVIVE Flowの持つ可能性が広がったといえます。

VRクリエイターやVRアーティストはライトなVRユーザー向けVIVE Flowを通じてこれまで以上に幅広いユーザーに作品をリーチしやすくなりました。

また、初心者クリエイターもVIVE Flowによって自らのイマジネーションを発揮することができるようになります。

STYLYは、NEWVIEW Awardsと呼ばれる毎年恒例のイベントを主催することで、多くのクリエイターをプラットフォームに呼び込んできました。

今年のイベントはさらに大きくなり、これまでより多くの賞のカテゴリーがあり、金賞の受賞者には2万ドルという巨額の賞金があります。

STYLYがクリエイティブなメタバースとして盛り上がるのと同時に、VIVE Flowがクリエイター向け簡易デバイスとして扱われていくことになるのではないでしょうか。

今後どのような相乗効果が現れるか期待したいですね。

ソース:STYLYニュースリリース








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記事名:「 STYLYが「VIVE Flow」に対応 !Flow版アプリがVIVEPORTで配信開始