アプリやシステムの開発・導入を進めている株式会社x gardenは2021年3月3日(水)、株式会社NTTドコモの協力の下で株式会社ニトリのビジネスショールーム向けに、MRグラス「Magic Leap 1」で体験するMRアプリケーションを開発したことを発表しました。

この取り組みは、MRグラスを実店舗・ショールームに実際に導入する国内初の事例となっており、今後は店舗ショールームや小売現場、商業施設にMRアプリを導入するクライアント企業の募集が行われていきます。



ニトリのショールームにグラス型MRアプリを導入

家具大手のニトリが、今年2月に大阪・梅田のグランフロント大阪ナレッジキャピタル内にオープンさせた「NITORI BUSINESS グランフロント大阪ショールーム」に、x garden社がNTTドコモ協力の下開発した、「システムキッチンのMR・シミュレーションアプリ」を体験できるMRグラス「Magic Leap 1」と、iPadが設置されました。

このアプリは今月10日(水)から誰でも体験することができ、9月末まで設置される予定です。

現実空間でシステムキッチンの体験を

体験者は、Magic Leap 1やiPad越しの現実空間において、CGのシステムキッチンの設置イメージを体験することができ、その他にも

・カラーの変更シミュレーションによる「キッチンのビジュアル確認」

・扉の開閉体験・動画再生機能などによる「キッチンの機能性の体験」

をすることができます。

またiPadやMagic Leap 1などのデバイス間による、複数人での同時体験も可能で、その場にいる複数人で共有することもできます。

「Magic Leap 1」を通じて接客することにより、百通り以上存在するカラーパターンから、その場で顧客自身が自分好みに3DCGのシステムキッチンをカスタマイズして確認することができます。

またコントローラー操作を通じて引き出しの開閉などをすることも可能で、実際に商品に触れているかのような体験を提供することができます。

これらの体験は複数名で同時に行うことができるため、顧客間での感想の共有や従業員からのスムーズな案内が可能になっています。

<ニトリ企業向けショールーム(NITORIBSUINESS&REFOREM)情報>

・所在地:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル3階

・面積:約46.4坪

・営業時間:10時~19時



MRの導入で接客・営業シーンのDX化

ショールームや小売実店舗の現場では、

・物理的な空間では面積の制約があり、設置できる商品数に限度がある

・様々な商品パターンを試すことが難しく機会損失が発生している

という課題を抱えているという現状が想定されており、これに対しMRアプリを導入することで

・来店した顧客は様々な商品パターン(カラー・素材・サイズなど)をその場で試すことができる

・商品のポイントなどをCGやアニメーションにより効果的に伝えることができる

といった形で「店舗体験の向上」が可能になります。

また、商品やブランドの魅力をこれまで以上に伝えることもできるようになります。

x garden社では、店舗ショッピングにおけるMRアプリケーション開発・サービス提供を開始しており、今後はショッピング・店舗体験を拡張するクライアント企業を募集していくということです。

まとめ

大阪・梅田のグランフロント大阪ナレッジキャピタルにオープンしたニトリのショールームに、x garden社がNTTドコモ協力の下で開発したMRグラス「Magic Leap 1」が導入されました。

このグラスは、「システムキッチンのMR・シミュレーションアプリ」が体験できるもので、その場にいながらいろいろな種類やカラーパターンのシステムキッチンのイメージを体験することができます。

家具設置イメージを見るにはショールームが一般的で、今までは広さに限度があることから、何パターンも確認するのは難しかったのですが、MRを利用すればそれもクリアできますね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]








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情報提供元: VR Inside
記事名:「 NTTの協力の下でグラス型MRアプリを開発!ニトリのショールームに導入