新型コロナの感染拡大の影響で、開催が延期された東京オリンピック。

2021年となりいよいよ開催が目前に迫ってきました。

しかし、スポーツの祭典が開催されるに当たって気になるのが感染症対策です。

国内はもとより世界中からオリンピックのために人が集まるため、オリンピックから新型コロナが広がるのではないかと心配する意見も見られます。

そこで注目されているのがVRを利用したオリンピック観戦です。

今回はオリンピックで活躍するかもしれないVR技術についてまとめました。



オリンピックのVR観戦の波は確実に来ている

「VRを使ってオリンピックを観戦する」

というと遠い未来のSF的な話だと感じてしまうかもしれません。

でも、VR観戦の環境は確実に整ってきています。

「VR元年」といわれた2016年以来VRは着実に普及しており、当初はゲームや動画視聴が中心だった用途もビジネスや教育現場、そしてもちろんスポーツにも広がっている状況です。

5Gも大きな大きな要因に

2020年に本格運用が始まったモバイル通信の新規格「5G」も追い風となっています。

これまでの4G規格では、VRコンテンツの大容量データをリアルタイムにストリーミング配信するのは困難でした。

その点5Gは、

・超高速化

・超多数同時接続

・超低遅延

という特徴をもつので、オリンピック会場からのVR中継もスムーズに遅延なく行えると期待されています。

新型コロナウィルスの影響も

5Gなどの技術進歩のほかに、昨今の新型コロナウィルス感染拡大もあらゆる分野にVRが活用されるようになった要因の一つです。

感染予防のために日常のあらゆる面が非接触型の新しい生活様式に代わっていく状況で、スポーツの試合でも無観客や大幅に観客数を制限するといった対応が取られています。

新しい試みの一つとしてオンライン観戦もありますが、画面を通してはこれまでのようなスタジアム体験を提供するのは困難です。

そこで、人と接触することなく現実と同じような体験を提供できる技術としてVRにスポットライトが当たりました。

2016年のリオオリンピック、2018年の平昌オリンピックでも一部競技でVRコンテンツが公開されたりVR中継を行ったりと、試験的にではありますがVRが導入されています。

今回の東京オリンピックでは過去2大会と比べると、VRの普及も進んでいてVR中継の技術も格段に進歩していることから、本格的なVR観戦ができる環境は整っています

オリンピックを視野に各種企業がVR開発をすすめる

実際にオリンピックでのVR活用に向けた動きも見られます。

米国のインテルは東京オリンピックへの協力を表明し、

・競技場の管理者へのVR研修

・同社のVRライブ配信技術「True VR」を使ったVR動画中継

などが提供される予定です。

このほか、国内企業もオリンピックのVR観戦に向けた仕組み作りを行っています。

NTT docomoがDAZN VRの提供開始

NTT docomoは2019年3月からスポーツ観戦用VRアプリ「docomo Sports VR powered by DAZN(DAZN VR)」の提供を開始しました。

DAZN VRをダウンロードしたVRデバイスを使えば、VR空間上の観戦席でスポーツの試合を観ることができます。

試合をマルチアングルで観戦でき、リアルタイムに更新される出場選手のデータやチーム情報も確認することが可能です。

参考:「docomo Sports VR powered by DAZN」プレスリリース

ソフトバンクの新サービス「VR Square」

ソフトバンクもBリーグの試合やソフトバンクホークスの試合をVRで観ることができる5G時代の新サービス「VR Square」の提供を開始しています。

スポーツの試合はもちろん、音楽ライブやフェス、舞台などもVRで楽しむことができます。

KDDIによる「バーチャルハマスタ」

KDDIは横浜DeNAベイスターズと共同で提供する「バーチャルハマスタ」です。

VR空間上に横浜スタジアムを再現した「バーチャルハマスタ」で、アバターを通して実際に横浜スタジアムで野球観戦をしているかのような体験を提供しています。

「バーチャルハマスタ」の中は自由に歩き回ることもできるので、好きな位置から試合を観戦したり、ファン同士で交流することも可能です。

日本国内のVRスポーツ観戦サービスは野球を中心に展開されていますが、他競技にも応用することによってオリンピックでも十分に活用できるものと思われます。

参考:KDDIプレスリリース



オリンピックのVR観戦をするには?

2021年の東京オリンピックにおいてVR観戦ができる環境は整備されつつあります。

とはいえ、現段階ではVRに関する公式な発表はなく、オリンピックがVR観戦に対応するかどうかは不明です。

そこで、もしも実際にオリンピックをVRで観戦することができる場合に何が必要になるかをみていきましょう。

オリンピックのVR観戦に必要なもの

まずは前提として快適にVR動画をストリーミング視聴するためにインターネット環境を整備しておくことが必要です。

次に必須アイテムとなるのがVRゴーグルです。

VRゴーグルには

・スマホを利用するスマホVR

・PCを利用するPC VR

・PS4を利用するPSVR

・ゴーグル本体できるスタンドアロンVR

の4種類があります。

スタンドアロン以外のVRゴーグルはそれぞれ対応した外部機器との接続が必要です。

誰でも出来るという観点ではスマホVRが有力

以上の4種類のうち、実際にオリンピックのVR観戦で利用される可能性が高いのはスマホVRと考えられます。

国内外でスマホが一般的に普及していることと、VRゴーグルの価格も1,000円以下のものがあるため入手しやすいという面があるからです。

また、スマホVRでは

・docomoのDAZN VR

・ソフトバンクのVR SQUARE

などスポーツ観戦ができるアプリが整備されていることも理由に挙げられます。

とはいえ、現時点で上記サービスでオリンピックの配信を行うといった発表はされていないので、お気をつけください。

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OculusQuest2で観戦できたら最高

「OculusQuest2」は、Oculus社の最新スタンドアロンVRゴーグルで、今最も人気のVRゴーグルです。

外部機器を必要とせずVRゴーグル単体で楽しめるので、スマホVR並に快適にVRを楽しむことができます。

体験出来るVRのクオリティも高いので今最も注目を集めているVRゴーグルです。

”誰でも持っている”

という手軽さではスマホVRが勝ちますが、手軽さとクオリティの両方を兼ね備えたOculusQuest2ならば、臨場感とリアリティがあるスタジアム体験が期待できます。

新たに購入する手間はありますが、Quest2でオリンピックをVR観戦できたら最高です。

VR内で大勢と一緒にVR観戦も

またOculusQuest2は、VRchatなどのVR SNSにも対応しているのも大きな魅力です。

VRchatは、スポーツバーでオリンピックを見ているようにアバターを通じて他のユーザーとも楽しさを共有することもできます。

さらに、VR空間内で画面共有ができる”Bigscreen”などを利用すれば、パブリックビューイングをしているように世界中のユーザーとオリンピック観戦を楽しむことも可能です。

このようにQuest2には、家にいながらにして世界中の多くの人々と一緒にオリンピックで盛り上がることができるという大きなメリットもあります。

まとめ

新型コロナが依然として社会的に大きな影響を及ぼし続ける中、新しい生活様式におけるオリンピック観戦手段としてVRに注目が集まりそうです。

技術的にも、普及具合を考えても、オリンピックのVR観戦は十分に現実的と言えるでしょう。

その際にVR視聴方法としてはスマホVRが有力ですが、OculusQuest2にもスポーツ観戦に使えるアプリが揃っています。

いずれにしても今回の東京オリンピックでVRがどのような活躍を見せてくれるか大いに期待したいですね。

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記事名:「 オリンピックはVRで観戦?事例や必要機材やアプリなどまとめ!