松屋は9月1日~10月31日まで「台湾フェア」を開催。第1弾メニューとして、9月5日の午前10時より「鶏肉飯」(税込630円)の販売が行われています。

 まだ台湾に行ったことがない記者。もちろん、「鶏肉飯」も食べたことがありません。誰しもそうだと思うのですが、初めての料理には興味しかなく……。発売初日に「鶏肉飯」を生まれて初めて食べてきました。

 「台湾フェア」は松屋の台湾への初出店5周年を記念して開催されているイベント。その第1弾メニューに抜擢されたのが台湾の定番グルメという「鶏肉飯」です。ちなみに「鶏肉飯」は、「とりにくめし」ではなく、「ジーローハン」と読みます。

 松屋では今回「鶏肉飯」を、日本のお米にも合うように松屋流にアレンジしているのだとか。胡麻油が香るネギ醤油ソースがポイントとのこと。

 「“鶏肉飯”と書くくらいだから鶏肉が入っているんだろうなぁ……」くらいは思いつくものの、どんな味がするのかは全く想像できませんでした。

 お店に到着すると、入り口には「鶏肉飯」のタペストリーがかけられていました。写真の中の鶏肉飯には、ほぐし鶏むね肉に、キムチに半熟卵、そしてたっぷりのネギ。おいしそう。

■ 「鶏肉飯」と初対面!

 店内に入って食券を購入。プラス税込60円でライスが大盛りにできたので、そちらを選びました。席に座って店員さんに食券を渡すと、出てくるまでの時間は約3分。提供が早くて助かりました。調理スタッフさん、ありがとう。

 店員さんのおかげで無事に「鶏肉飯」との初対面に成功。丼にはネギ醤油ソースがかけられたほぐし鶏むね肉と半熟玉子の他にも、松屋の自社製キムチと青ネギがどっさり盛られています。彩りもグッド!ようこそ日本へ!

 それでは、いただきます!と言いつつも、どう食べて良いのか分かりません。混ぜるのか、それともこのまま食べて行くのか……。

 とりあえず、ほぐし鶏むね肉とご飯を一緒に口の中へ。鶏むね肉は細切りになっていて柔らかく、かけられていたネギ醤油ソースとの相性もバッチリ!脂っこさは無く、さっぱりしていてヘルシーな感じです。

 続いてはキムチとご飯を一緒に。これは正直、想像通りの味。そして、やはり混ぜて食べた方が良さそうだ!

 その前に半熟玉子の黄身をつぶす儀式に入ります。プチッと薄い膜を破ると、中からとろ~りと黄味が流れ出てきます。この光景はいつ見てもテンション上がるぅ~。

■ 大衆的だが、それが良い!

 よく混ぜ合わせてみると見た目が一気に大衆的な感じに。だが、それが良い。そもそも「鶏肉飯」は台湾でも大衆食という位置づけだそうですし。あとは何も考えずに、ただひたすら口の中へかき込むだけ!

 混ぜ合わせて食べてみると、キムチの酸味と旨味がほぐし鶏むね肉と上手く調和していて、半熟玉子がまろやかに包み込んでいます。これは、いくらでも胃袋に入る……。記者なら余裕で3杯はいけますね。

 ご飯を大盛りにしていましたが、完食するまでに5分もかからなかったかもしれません。ごちそうさまでした!これだけ食べて、こんなことを言うのも気が引けますが、全体的にさっぱりしているので、記者のようにガツン!と肉を感じたい人は物足りなさを感じるかも。

 今回は定番の牛めし肉とあわせた「鶏肉コンボ牛めし」(税込750円)も販売されているので、肉を感じたい人はこれを頼んだ方がもしかしたら良いかもしれません。記者も次回は注文しようと思いました。

(取材・撮影:佐藤圭亮)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 松屋が「台湾フェア」を開催 「鶏肉飯」を初体験してきた