粒子とその反粒子が衝突する瞬間を拡大すると、こんな感じかもしれません。
往々にして猫が一方的に勝利を決めるものの、メガンテ戦法に毎回苦戦する、猫と風船との因縁の対決。今回は、互いに画面から消滅する対消滅パターンであります。

自らの体長と同じくらいの、ロング風船をもらって意気軒昂な茶トラのBobitty。カメラに寄せる視線からは、決してコレを渡さないという強い意志が在り在りと伝わって参ります。離したくないので、猫の本能に則って爪でしっかり押さえつけ、鋭い牙でかわいがり。大方の予想通りの展開でありますが、その瞬間がいつになるのか、固唾を飲んで見守ってしまうのは、早送りもスキップもできない昭和のテレビに慣らされた宿命でありましょうか。
ついにパチンとその時が到来した瞬間、対消滅のごとく風船もBobittyも雲散霧消。現場にはガンマ線でありましょうか緑の物体と化した何かが残るのみ。これがいつの日か宇宙を漂うチリとなり、数億年の時を経て、新たな星となるのです。ビッグバンは猫が起こした理論へと発展するのも、そう遠くないことかと思われます。
Cat pops balloon/YouTube]

情報提供元: 猫ジャーナル
記事名:「 えんどう豆の風船抱き締め遊ぶ猫、愛情込めすぎ対消滅