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東日本大震災。未曾有の災害は、福島県や宮城県を中心に太平洋沿岸地域に甚大な被害をもたらしました。その中でも、あまりにずさんなで対応で初動の遅れが致命的だったことから被害が拡大した福島第一原発。筆者の住む地域からも爆発が見えるほどの爆発が起こり、Jヴィレッジを含む周辺地域から人が消えてから12年半……。近年の話題はもっぱら処理水の海洋放出ですが、何故か一部界隈では「汚染水」と呼ぶことで風評加害に加担する報道が増えています。

汚染水、処理水報道の影響とは……?

現状、処理水のことを「汚染水」とミスリードを誘う記事は減ってきました。しかし「科学的根拠」を無視して、風評被害を煽る記事が多く見受けられます。逆に科学的根拠以外に、何が必要だというのでしょうか……こういった酷い記事一つ一つが、福島県への風評被害を誇張する結果となっていることについてはどうお考えでしょうか。

ジャーナリストの有本香さんは、朝日新聞に対してハッキリとNO!を突きつけていました。こんな視点で報道したら、漁業関係者の首を締めるということを理解……しているから報道してるのか。

こういったことからもわかるように、大手メディアは福島県や日本のことなど全く考えておらず、政治的思想や特定の国のアシストになるような報道を垂れ流しているのが現状です。

創業100年、福島県老舗魚屋さん「個人」の考えは……

福島県いわき市、福島第一原発より数十キロ南に位置する場所に魚屋さんを構える、海産物専門おのざき。筆者の家から車で1時間ちょっとの場所で、近隣に魚介類を買いに行ったり海鮮丼を食べに行ったりする漁港の近くにある魚屋さん。4代目である小野崎雄一さん個人のお考えが、筆者とほぼ同じだったので紹介させていただきます。

・海洋放出はせざるを得ないと思う
・処理水の安全性は科学的に示されているし、第三者機関(IAEA)にもお墨付きを得ているのに、なぜ騒ぐの?
・処理水の放出反対を言い続けている人は、何か他の代替案はあるの?
・処理水の放出反対活動をするよりも、風評を起こさないような活動をして力を貸していただけないか?
・自然災害は防げないけども、風評被害は未然に防げるよね。
・風評が起こっ“たら”、等のたられば論で未来の不安を煽ることが新たな風評に繋がるであろうことにまだ気づかない?
・福島だけの問題ではなく、日本国全体の問題だと思う。だからこそ、みんなで手を取り合って前向きな発信しませんか?
・ふくしまの魚は「常磐もの」(じょうばんもの)と呼ばれており、最高に美味いです。
・東日本大震災直後は、福島沖で漁ができなかったので我々鮮魚店は、福島“以外”の魚を売るほかありませんでしたが、その時に気付きました。

“やっぱ福島の魚ってうまかったんだな”って。

これが良識ある大人、考え方なのではないでしょうか。福島の魚、マジでウマいよ!

以前から福島の魅力を全国に伝え続けており、風評被害を少しでも減らそうと福島県に足を運んでいるカンニング竹山さん。8月29日にいわき市の旅がテレビで放送されるようなので、福島県外の方もTVerで視聴してみてはいかがでしょうか。

この件に関して政治的な目的で漁業関係者や鮮魚店を守るフリして貶めておいて、更には海外にもデマをばら撒くとは言語道断。小さい頃から小名浜の魚介類を食べてきた筆者、当たり前ですが「風評加害」になど負けずに、これからも福島の魚介類を食べ続けます。

何度でも言いますが、筆者は福島県が大好きです!何度も訪れ、その度に幸せな気分で帰路につくことが出来るんです。だからこれ以上風評被害で福島県の方が困ることが無いように、心から願っています。そして……政治や偏った思想のために、福島県を陥れる報道をするな!

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 福島第一原発、処理水海洋放出開始でなぜ大手メディアは風評加害に加担してしまうのか