日々生活をしていると言い間違い、聞き間違い、記憶違いなど様々な間違いの状況に遭遇します。それほど言葉というものは難しく、時には間違って覚えていることから恥をかいてしまった経験があるなんてかたもいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、福井県立図書館で実際にあった覚え間違いが面白いと話題になっていましたのでご紹介します。


覚え違いタイトル集が話題に


福井県立図書館では、「覚え違いタイトル集」として実際にカウンターでの利用者様とのやりとりの中で発生した覚え間違いからこの作品ではないかというGoogleも脱帽の予測変換機能のような一覧を公開しています。単純な名前の間違いなどの惜しいものから、一見わざとですよね?と言いたくなる間違いまで多種多様なものがあります。それでは早速見てみましょう。




男の子の名前で「なんとかのカバン」

→『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』J.K.ローリング/作,松岡佑子/訳 2001 静山社


なんとかのカバンからアズカバンの発想力はまさにお見事です。クロスワードで出されてもなかなか答えが出にくいでしょう。


「おい桐島、お前部活やめるのか?」

→『桐島、部活やめるってよ』朝井リョウ/著 2010 集英社


顧問の先生登場です。桐島君がバスケ部ならこういうでしょう、「先生、バスケがしたいです」と。筆者個人的には一番ツボでした。





せきとりしりしり

→『せきとりしりとり』サトシン/作 高畠那生/絵 2011.2 文渓堂


にんじん以外で初めてしりしりを聞きました。いずれにしても韻を踏んでいてついつい口ずさみたくなります。




『ぶるる』みたいな旅行ガイドの本はどこにある?

→『るるぶ』JTBパブリッシング発行 他にも 「るるぶ三重県」を「ぶるるの三重県」と覚え違いされた情報をお寄せいただきました。


震えますね。おそらく寒冷地方か心霊スポット専用の雑誌でしょう。


トコトコ公太郎

→『とっとこハム太郎』河井リツ子/著 1997.11 小学館


日曜日の午前中にやっていそうな地域密着散歩番組みたいですね。


まだまだあります


公式ホームページではまだまだ掲載されており、2020年1月21日時点では600件弱の覚え違いが掲載されています。不定期ですが更新もされています。ついついツッコミが止まらなくなると共に、おそらくこれであろうというタイトルから是非読みたくなる本も見つかるので一度覗いてみてはいかがでしょうか?


参考 https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/tosyo/category/shiraberu/368.html


こちらはスペルの間違いからまさかの異色コラボにまで発展したと話題ですが、間違いというものは極力減らせるように努力したいですね。


画像掲載元:写真AC

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 福井県立図書館の覚え違いタイトル集が秀逸と話題に