“未来の移動サービス”実験、無人カーが「お迎えに」「目的地に」

　無人のクルマを呼び出し、行きたい場所まで自動運転で移動できる。そんな“未来の移動サービス”の実証実験が始まります。
　「日産」とＩＴ企業の「ＤｅＮＡ」が共同で始めるのは、自動運転の車を活用した移動サービス「Ｅａｓｙ Ｒｉｄｅ」です。サービスの実験では、スマートフォンのアプリで目的地や乗車時間を設定すると、車がやってきます。

　実験では安全のため運転席に人が乗っていますが、ハンドルやブレーキなどの操作は全て自動です。移動中は、車内のモニターに周辺のイベントの情報や飲食店のクーポンなども自動で表示されます。

　「今後、到来する完全自動運転社会の中心、主役を担えるよう、長期的にしっかり育てていきたい」（ＤｅＮＡ 守安功 社長）

　２０２０年代前半に、運転手が乗らない完全自動運転でのサービス実現を目指し、来月から横浜市内で一般のモニターを乗せて実験を行う予定です。（23日14:16）