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 草津白根山は25日の夕方も火山性の微動が観測されました。火山を監視するカメラなど観測体制の強化が進む一方で、観光への影響に悩む地元・草津町の町長は25日も改めて温泉街の安全を強調しました。
 12人が死傷した草津白根山の噴火。死亡した自衛隊員の伊沢隆行さん(49)は、噴火の前日から訓練に参加。スキーが得意で、噴火当日は8人のグループの中で雪山訓練の指導員をしていたといいます。

 「いつも笑顔で、誰からも好かれるような方です。『世界中の人の笑顔に貢献したい』と、ずっと話していたので、すごいこと考える人だなと」(伊沢さんの知人 河村哲也さん)

 群馬県や警察、それに火山の専門家などを集めた「連絡調整会議」が25日朝、初めて行われました。噴火直後、多くの噴石が落下する様子を捉えていたこのカメラ。その後、停電の影響で動かなくなっていましたが、元々は、草津町の観光PRのために設置されたもの。会議では、このカメラを噴火した本白根山の監視用に使うことが決まりました。

 「早く復旧して、(噴火口)付近にカメラを向けていきたい」(草津町 黒岩信忠 町長)

 そして、25日午後、カメラが復旧。時折、作業員の様子が写っていて、本白根山をしっかりと捉えています。

 今回の噴火で観光への影響も心配されていますが、温泉街は本白根山から離れていて、黒岩町長は25日も改めて安全だと、理解を求めました。

 「草津町は一切、うそを言わない。隠し事をしないということを、ぜひ、ご理解していただきたい」(草津町 黒岩信忠 町長)

 一方、気象庁は25日午後3時54分ごろに、この日初めての火山性微動を観測したと発表しました。24日の微動と比べると、大きな動きで、山頂付近にいた町役場の職員に作業の中止を要請したということです。

 さらに、噴火のあった鏡池から北東方向におよそ2.3キロの位置に「地震計」とともに、噴火に伴う空気の振動を捉える「空振計」を新たに設置し、監視体制を強化しました。(25日17:36)