ノルウェーのオスロで行われるノーベル平和賞の授賞式に出席するため、被爆者2人が8日、日本を出発しました。
 「被爆から72年目にして条約ができた年でもありますし、ノーベル平和賞でICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンという名前の団体が受賞することは大変意義深い。それに立ち会えることができるので心が弾んでいる」(被団協・事務局次長、藤森俊希さん)
 「世界の関心が今までと違って高くなってくる。そういう人たちに訴える機会も多くなる。それが大きな流れを作るだろう。自分たちも、そのために奮闘する」(被団協・代表委員、田中煕巳さん)

 被団協の代表委員で、長崎で被爆した田中煕巳さん(85)と、事務局次長で、広島で被爆した藤森俊希さん(73)は、8日午前、平和賞の授賞式が行われるノルウェーに向けて出発するのを前に、思いを語りました。

 「折り鶴は被爆者運動のシンボル。平和を望んで核兵器廃絶を望む人たちの気持ちが込められているんだという思いで預けている。私もそういう思いで届けていきたい」(被団協・代表委員、田中煕巳さん)

 全国から被団協に届いた折り鶴を現地に持っていき、広島出身の被爆者でカナダに住むサーロー節子さんとともに、10日の授賞式や関連行事に出席し、核兵器の廃絶を訴える予定です。被爆者が平和賞の授賞式に出席するのは初めてです。(08日13:10)