アメリカで広がるセクハラ被害の告発が政界にも波及しています。少なくとも8人の女性がセクハラ被害を訴えていた元コメディアンとして著名な民主党の上院議員が7日、辞職表明に追い込まれました。
 「むこう数週間以内で米上院議員を辞職することにしました」(フランケン上院議員)

 著名なバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の元放送作家・出演者としてリベラル層の人気が高かった中西部ミネソタ州選出のフランケン上院議員ですが、最近、少なくとも8人の女性が主にコメディアン時代に「無理やりキスをされそうになった」など告発。フランケン議員は「セクハラの認識はない」と疑惑を否定しながら、女性側が不適切な行為と認識したことには謝罪して乗り切ろうとしたものの、民主党の上院議員48人のうち35人までが辞職勧告をしていました。

 これに先立って民主党では、50年以上、下院議員を務めてきた最古参のコンヤーズ議員も、複数の元スタッフからセクハラ被害を訴えられたことで、5日、辞職を表明するなど、有力な支持基盤である女性層を念頭に対応を急いでいます。

 一方、共和党では、南部アラバマ州の知事選に出馬している強硬右派のムーア候補が、かつて10代前半を含む複数の未成年の少女に性的接触を求めたと告発され、共和党内からも「適性を欠く」と批判されているものの、トランプ大統領は逆に問題発覚以降になって支持を明言しています。(08日08:55)