神戸製鋼所がデータを改ざんしていた問題。これまで、「不正はない」と強調していた主力の鉄鋼製品でも不正が見つかりました。さらに、原発の一部にもデータが改ざんされた製品が出荷されていました。
 「多大なご迷惑をおかけしていることを改めておわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」(神戸製鋼所 川崎博也社長)

 新たに不正が見つかったのは、「線材」と呼ばれる鉄鋼製品で、自動車のエンジンなどに使われています。神戸製鋼所は、12日、「鉄鋼事業での不正は現時点ではない」と強調していましたが、一転して、主力の鉄鋼製品でも不正が発覚したかたちです。

 また、不正は、国内だけでなく中国など海外にも広がっているほか、一部の製品では2007年から不正が行われていたことも判明しました。

 「(検査を)未実施のままデータを入れたねつ造」(神戸製鋼所 勝川四志彦常務)

 さらに、最も安全が求められる原子力発電所にも、データが改ざんされた製品が出荷されていたことが新たにわかりました。具体的には、福島第二原発3号機で、原子炉を冷やすための配管のデータが改ざんされていたということです。東京電力によりますと、「問題の配管は予備の物で、まだ実際には使用されていない」ということですが、原発でも不正が見つかったことで不信感は頂点に達しています。

 「メーカー等を通じて詳細な情報を確認したうえで適切に対応する」(電気事業連合会 勝野哲会長)

 また、防衛省は、自衛隊の装備品の内、航空機やミサイルなどで問題のアルミ製品が使われていたことを明らかにしました。メーカー側からは、ただちに運用上の影響はないと報告を受けているとしています。(13日17:42)