NHKの30代の女性記者が長時間労働の末、過労死した問題で、両親が初めて会見を行い、「NHKは真摯に向き合っていない」などと怒りをあらわにしました。
 NHKの首都圏放送センターの記者だった佐戸未和さん(31)は、4年前、自宅で突然亡くなりましたが、1年後、「長時間労働が原因の過労死」として労災認定されました。NHKは今月4日、佐戸さんの過労死について公表しましたが、13日、佐戸さんの両親が映像と音声を記録しない形での記者会見を行い、「NHKの公表は事実と異なる」などと怒りをあらわにしました。

 「遺族の意向で公表を控えていたというのは事実ではありません。NHKは真摯に向き合っていない、親の心情に配慮もしてくれていないと不信感もありました。過労死問題についてNHKは警鐘を鳴らしていますが、NHKは自らに起こったことは棚上げしたままではないかと、私たち夫婦は怒りの目を向けていました」(佐戸さんの父親)
 「なぜ最愛の娘をみてやれなかったのか、自分を責め続けています。この苦しみを背負う人が今後決して二度と現れないことを切に願っています」(佐戸さんの母親)

 両親の会見を受け、NHKは「ご両親には過労死を防げなかったことを心からお詫び申し上げます。ご両親の思いを真摯にうけとめ働き方改革に不断の取り組みを行って参ります」とコメントしています。(13日18:36)