アメリカ南部・バージニア州で12日、白人至上主義などを掲げる団体とこれに反対するグループが衝突し、群衆に車が突っ込むなどして女性1人が死亡、35人が重軽傷を負いました。
 12日、バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義を掲げるKKK(クー・クラックス・クラン)や極端な右派思想を掲げる複数の団体が集会を行い、棒や盾を持ったメンバーがこれに反対するグループと殴りあうなど、激しい衝突が起きました。州知事は非常事態を宣言して集会を中止させましたが、反対派のグループが集まっていた場所に車が猛スピードで突っ込むなどして、これまでに女性1人が死亡、35人が重軽傷を負ったということです。また、周辺では警察のヘリコプターが墜落して、2人が死亡する事故も起きました。警察は、突入した車を運転していた20歳の男を逮捕して殺人容疑で捜査しています。

 集会は、南北戦争時代の南部連合の英雄・リー将軍の像を撤去する動きへの抗議のため計画されたもので、数千人の参加が見込まれていました。

 去年の大統領選挙以降、アメリカでは人種問題を含めた社会の分断が大きく表面化しています。(13日11:58)