PKO日報問題をめぐり、国会では閉会中審査が行われています。稲田元防衛大臣が出席しない中、日報を非公表と判断した際に稲田元大臣の関与があったかが焦点となっていますが、政府側は「特別防衛監察の結果に記述されている通りだ」などと述べるにとどまっています。国会記者会館から報告です。
 防衛省の「特別防衛監察」でも関与についてあいまいな表現となっている稲田元防衛大臣ですが、野党側は、真相解明に向けたその「主役」が不在となっていることをただしました。

 「この国会の場に当時の大臣でありました稲田朋美大臣が来て、本人の言葉でしっかりと説明されるのを国民は望んでいると思います」(民進党 升田世喜男衆院議員)

 「今ご指摘の前大臣のここでの参考人での出席については、これは委員会の中でご判断をされる内容かと思っております」(小野寺五典防衛相)

 野党側は稲田元大臣の国会への出席を繰り返し求めましたが、小野寺大臣は「委員会が判断することだ」と述べるにとどめました。また、小野寺大臣は、「特別防衛監察」の結果について「大変厳しく反省すべきものだ」と述べ、再発防止に務める考えを強調しましたが、野党が求める第3者による再調査は必要ないという認識を示しました。

 日報問題をめぐっては、非公表と判断した際に稲田元大臣の関与があったかどうかが焦点となっていますが、今年2月、陸上自衛隊に日報が保管されていたことを稲田氏に報告したとする際のやり取りをめぐり、防衛省幹部が「特別防衛監察の結果に記述されている通りだ」などと述べるにとどまったため、野党側が答弁が不十分だと反発し、およそ15分間、審議が中断しました。

 「(北朝鮮のミサイル発射計画について)日本の防衛大臣として、この緊張感の高まりをどう認識しているのか、危機は差し迫っているのか」(民進党 玉木雄一郎衆院議員)

 「防衛省・自衛隊は、いついかなる時にも、しっかりとした対応、これを取る役割でありますし、同じ認識を政府一体として共有していると思っております」(小野寺五典防衛相)

 一方、小野寺大臣は、北朝鮮がグアム周辺に向け、日本上空を通過させる弾道ミサイル発射の具体的な計画を発表したことについて、「日頃からしっかりとした体制を整えている」と強調しました。(10日11:29)