ソマリア首都の爆発、死者137人・負傷者300人超 警察発表

【10月16日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ（Mogadishu）の繁華街で起きた爆発物を積んだトラックの爆発で、地元警察は15日、死者が少なくとも137人に増えたと明らかにした。負傷者も300人以上に上っており、死者はさらに増える可能性がある。欧米各国は自爆攻撃とみられる今回の爆発を強く非難している。

　爆発はホテル前の交通量の多い交差点で14日に発生。現地警察はAFPに「300人以上が負傷し、その中には重体の人もいるため、死者はさらに増える可能性がある」と説明。「これまでで最も多くの死者を出した攻撃だ」と指摘した。

　米国務省は声明で爆発を「最も強い言葉」で非難。米政府は「ソマリアの政府と国民、そして米国の同盟諸国と共に引き続きテロと戦い、平和と安全、繁栄を実現するための彼らの取り組みを支援していく」と表明した。

　このほか英国のボリス・ジョンソン（Boris Johnson）外相、フランスのエマニュエル・マクロン（Emmanuel Macron）大統領、カナダのジャスティン・トルドー（Justin Trudeau）首相もそれぞれ強く非難した。

　映像は爆発の現場や、負傷者らがいる病院を訪れたモハメド・アブドラヒ・ファルマジョ（Mohamed Abdullahi Farmajo）大統領。(c)AFP/AFPBB News