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コロナ禍における大学の授業のいま



コロナ禍での感染拡大への対策として、オンライン授業を行なう大学も多い。そんな中、埼玉県さいたま市の人間総合科学大学が4月22日より全学部学科においてオンライン授業を導入した。



人間総合科学大学は、人間科学部(心身健康科学科、健康栄養学科、ヘルスフードサイエンス学科)と保健医療学部(看護学科、リハビリテーション学科)を有し、“「こころ」「からだ」「文化」からの人間理解”をキーワードに医療、保健、健康、食、栄養分野のスペシャリストを育成している。



もともと、2000年に日本初の通信制私立単科大学としてスタートしたという経緯があるため、20年にわたる通信教育の経験を持つ。これまでもテレビ会議システムを使用した授業を実施していたが、今回全学部学科で導入したオンライン授業ではウェブ会議サービスのZoomを柔軟に取り入れている。



利用人数が増大したことでサーバーへのアクセスが難しくなったり、不正アクセスで個人情報が流出したりするなどのトラブルに悩む大学もある中、蓄積している通信教育のノウハウをオンライン授業に活かすという。



オンラインならではのメリットもたくさん



人間総合科学大学のオンライン授業の特徴としては、「双方向でつながるface to faceのコミュニケーション」「独自の通信教育システムに集約した、オンデマンド型の学修サポート」「いつもの教室と同じ空間での授業」などがある。



授業はライブ配信されるものを受けるだけでなく、保存された動画をいつでも視聴することが可能だ。授業で使用するスライド資料は各生徒に配布され、電子図書などもオンライン上で閲覧することができる。また、医療系国家試験を受ける学生のため、授業だけでなく、受験対策や個別の学修サポート、相談などもオンラインで実施している。



では、こうしたオンライン授業を実際に受けている学生たちはどのように感じているのだろうか? 人間総合科学大学は、Zoomを利用した授業を受けている学生を対象にアンケートを実施。その回答によれば、学生たちは動画を見ながら授業を振り返って復習できるという点を歓迎しているという。これなどは、まさにオンラインならではのメリットだ。



感染症対策として取り入れられたオンライン授業だが、学校側も学生側もこうした状況に柔軟に対応している。人間総合科学大学が育てる医療従事者などは、今後はオンラインでのコミュニケーション能力も求められるため、そのスキルを磨く良い機会になっているとも言えるだろう。


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