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東京都江東区の亀戸が近年、ホルモンの聖地として盛り上がっている。年季の入った店から新興の店まで、さまざまな店が建ち並ぶ激戦区となった亀戸に、新たな個性を持つ専門店が誕生。現地を訪問し評判の豚ホルモンを堪能した。



インパクトのある店名「井上臓器」の由来は?



訪問したのは、「井上臓器 亀戸店」。これまで「炭火焼肉 きっちょう」として営業していたが、2019年10月にこの名前でのリニューアルオープンを果たした。



かなりインパクトのある店名だが、その由来は、埼玉県川口市の豚ホルモンの卸売の会社「井上臓器」にあるという。同社が扱うホルモンに惚れ込んだ店舗オーナーが、「井上さんのホルモンをもっと多くの人に知ってもらいたい」と頼み込んで許諾を得て、この店名をつけたのだ。



亀戸にはホルモン店が密集しているが、その中でも豚ホルモンをメインにしているのは、こちらの井上臓器のみ! 今回の様々な料理を食べてみたが、どれもすっきりとして臭みがない味わいだった。店の看板に「朝〆直送」とあるとおり、名前の由来となった井上臓器から朝じめの豚ホルモンを仕入れているので、新鮮で臭みがないのだ。


じっくり低温調理された絶品! 井上臓器の「ホルモン刺し」



井上臓器ではメジャーな部位からマニアックな部位まで、様々なホルモンを食べることができるが、どれを注文するか迷ったら……焼き物ではまず、王道のレバーとハツを食べていただきたい。間違いのない鉄板の美味しさで、390円(税抜)とは思えないボリュームもうれしい。


焼いたホルモンを食べる際には、通常のタレ類だけでなく、井上臓器特製の薬味として「むげん辛ニラ」「幻の味噌」「特製ネギ塩」も用意されている(税抜100円)。薬味だけ食べてもおつまみとして成立するほどの美味しさだ。



そして、他店では味わえないクオリティを誇っているのが、ホルモン刺し(3点盛り税抜990円、5点盛り税抜1800円。単品も有り)。長時間かけてじっくりと低温調理をほどこしているので、旨味が逃げていなくて、食感もよい。前述のとおり、臭みがまったくないのでホルモンが苦手という人にこそ味わってほしい逸品だ。


ほか評判のメニューだという、レバーを低温調理でフォアグラに近い食感にした、濃厚な「下町のフォアグラ」(税抜390円)は数量限定なので、なくならない内にどうぞ。



ホルモンのアヒージョやホルモンの唐揚げなどもあり、バラエティ豊かな料理が用意されていて、お酒類も含めてメニューが豊富、しかもリーズナブル。店構えもきれいで非常に入りやすいので、ホルモン初心者からホルモン愛好家まで、ぜひ亀戸の井上臓器を訪問していただきたい。



井上臓器 亀戸店


東京都江東区亀戸5-13-7


TEL/03-5875-0004


営業時間/月~金、祝前日17:00~23:30(LO23:00)、土祝日16:00~23:30(LO23:00)


定休日/日曜日


公式ページ:https://akr9994176483.owst.jp/



※なお井上臓器は、2020年2月7日・東京駅八重洲に2号店をオープンさせたとのこと!


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