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DA PUMP・ISSA、「米軍基地との共存が沖縄の唯一の発展の道」地元出身者の率直な思いに共感の声が続々



デニー玉城氏が勝利した知事選で揺れる沖縄県政。そんな中、『DA PUMP』のISSAさん(39)が10月9日放送の『ニュースウォッチ9』(NHK)で、沖縄の今後について「米軍基地との共存が街の唯一の発展の道」との意見を述べ、”これぞ地元の率直な声”とネットで共感を呼んでいる。


番組では、ヒット中の楽曲『U.S.A.』について尋ねる中で、ISSAさんに沖縄とアメリカの関係について「沖縄の方ってアメリカに対して色々な思いをお持ちだと思いますが、どういう風に思ってらっしゃるんですか?」と聞く。これに、ISSAさんは「おじいちゃん、おばあちゃん、その上の世代の話を聞くと辛く苦しい経験をされた方もいらっしゃいますけど」と前置きした上で、自分の世代の”地元の声”を次のように語ったのだ。


「ボクも4分の1、アメリカ(アイリッシュ系)の血が入っているので、そういうこと言える立場ではないが、でも(地元と基地が)”共存していくこと”が、唯一何の争いもなく沖縄が発展していく方法なのかなと思っている。(沖縄は)商業の街なので、中学、高校生ぐらいからは、そういうふうに(思って)暮らしてきました」


”何の争いもなく沖縄が発展していく方法”、これがバイアスのない、沖縄の若者の求める答ではないだろうか。知事選においても、20・30代の若年層では佐喜真氏が支持されたという出口調査の結果が出ている。県外の”市民”が現れ、マスコミを巻き込んで「沖縄県民たちのため」と言いつつ対立を煽る中、若者が見ていたのは、対立ばかりで進まぬ現在でなく、対話の中から生まれる商業発展や経済自立といった未来だったのかも知れない。


ISSAさんの実家は、沖縄市の中央パークアベニューの近く。米軍嘉手納基地を近くに持つ「基地の街」、かつて”コザ”と呼ばれた場所だ。戦後、地元県民と米軍人が一緒になって、琉球”チャンプルー文化”を作りあげてきた。ここに育った彼が、アメリカ文化に親しみ育ったことは想像に難くない。


U.S.A FM聴いてた渚


U.S.A リズムが衝撃だった


『U.S.A』は92年のユーロビートのカバー曲だが、歌詞が原曲と随分違う。原曲は「USA 俺の愛がますます強くなっているのを 君は感じてる?」と男女の性描写のような詞が続くのだが、日本版はshungo.氏がDAPUMPのカヴァーに合わせて作ったオリジナルで、アメリカに憧れた少年が今日本で活躍しているというニュアンスが前面に押し出されている。


ISSAさんは、『U.S.A.』の歌詞について「アメリカの文化に憧れた部分もすごくある。それからダンスやそういったカルチャーに触れて行ったので、この歌詞は自分のちっちゃいころをいっているようなもの」と語る。歌詞に出てくる、USAに「憧れてたティーンネイジャー」こそがISSAさんだったのだ。彼にとって、米軍がもたらしたものは”基地負担”だけではなかったはずだ。


海兵隊員が「U.S.A.」を踊ってみました。 pic.twitter.com/HqGeu8sN0H

— 在日米海兵隊 (@mcipacpao) 2018年8月17日


沖縄出身のDA PUMPの曲に合わせて楽しげに踊る、在日米海兵隊の映像を見ると、ISSAさんのいう”共存”も決して難しくはないように思えるのは編集部だけか。交渉前から対立路線を匂わせるデニー玉城氏にも共存を望む”若者の声”が届くことを祈りたい。


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