はじめに
山形県にある寒河江ダムが作られたことにより誕生した「月山湖」の噴水、「月山湖大噴水」は、日本で一番、そして世界でも四番目に噴射能力が高い噴水です。
水の大切さを伝えるために作られたこの噴水は、迫力がみごとです！
「月山湖大噴水」とは①寒河江ダムのシンボル
「月山湖大噴水」は、寒河江（さがえ）ダムのシンボルとして作られました。寒河江ダムは山形最大のダムで、寒河江川、最上川の治水や水力発電、山形市などへの利水のために、1990年に完成しました。
この寒河江ダムによって出現した湖が「月山湖」と名付けられて、そこにダムのシンボルとして作られたのが「月山湖大噴水」なんです。
清らかな水資源に恵まれている町、西川町が水にこだわった町づくりの一環で計画し、すべての生命の源としての水の大切さをアピールするモニュメントです。
「月山湖大噴水」とは②高さ112メートル
「月山湖大噴水」は日本で一番、そして世界で四番目になる噴射能力を持っています。その噴射の高さは、なんと112メートル！
112メートルも水が真上に打ち上がるなんて、大迫力ですね。
大体、25階建てから30階建てくらいの建物と同じ高さです。ちなみに世界一の高さを誇るとされているのがサウジアラビアのキングファハドの噴水で、高さは260メートルになります。
寒河江ダムの「月山湖大噴水」とは③季節それぞれのショー
打ち上げは平日は7回、土日祝日は8回行われます。10:00から一時間に一回ずつなので、見逃さないでくださいね。
「月山湖大噴水」は高さが自慢の噴水ですが、季節によって打ち上げのパターンが変わるので、それぞれ飽きずに楽しむことができますよ。季節の名前をとって、「春の舞」などと呼ばれています。
また、夜には3色のライトを12個使ったライトアップもされるので、また違う表情を見ることができます！
寒河江ダムの「月山湖大噴水」とは④112とは？
「月山湖大噴水」の噴射の高さは112メートルですが、この数字は寒河江ダムにとても関わりの深い数字なんです。
ダムの横を走る国道が「112号」、ダムの堤高が「112メートル」、ダムに沈んだ家屋が「112戸」、ダムの竣工式が「11月2日の11時20分開始」と、なぜか112という数字が重なっているんです。高さをちょうど112メートルにするのも難しそうですよね。
月山湖のほとりには飲食休憩施設である「月山湖 水の文化館」があります。寒河江ダムを一望でき、周りの山と高さを比べながら「月山湖大噴水」を見られる絶景スポットです。
館内では「ずんだソフト」や「山ぶどうソフト」などのオリジナルソフトクリームも販売されています。迫力ある大噴水を見た後は、「月山湖 水の文化館」で休憩するのがおすすめですよ。
◆月山湖 水の文化館
住所：山形県西村山郡西川町砂子関字八ッ楯沢158-130
電話番号：0237-75-2555
月山湖 水の文化館
おわりに
「月山湖大噴水」は高さが日本一ですが、緑豊かな山に囲まれた湖の中から水が上がるので、さらに迫力が増して見えます。
水しぶきや湖面に映る緑などにも癒されるので、ドライブがてらぜひ訪れてみてくださいね。
