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1300年目の今がチャンス☆三十三ヶ所をめぐる最古の「西国巡礼」




はじめに


“巡礼”と聞くと、大抵「四国巡礼」を想像する方が多いのではないでしょうか?
しかし、四国巡礼よりも歴史が古く、礼所の数も少ないため初心者がチャレンジしやすいのが「西国巡礼」です。
今回は、そんな西国巡礼に関してご紹介します♪

三十三ヶ所を遍路する「西国巡礼」とは?


「西国巡礼」は、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・三重県・滋賀県・和歌山県・岐阜県の2府6県に点在している、三十三ヶ所の観音菩薩信仰である霊場を巡礼することを言います。

巡礼としては、日本で最古なんです!

西国巡礼を行うと、現実で犯したありとあらゆる罪が消滅して、極楽往生ができると言われているんですよ♪

西国巡礼の歴史について


西暦718年、大和国で長谷寺を開いた徳道上人(とくどうしょうにん)は、62才の時に病に倒れ、生死の淵を彷徨いました。

その際、閻魔大王に出会い、「世の中の苦しむ人を救うために三十三ヶ所の観音霊場を作って人々に巡礼を勧めなさい」と、三十三の宝印を授けられます。
こうして、徳道上人は黄泉の国から現世に戻ってきます。

徳道上人は閻魔大王の指示通りに三十三の霊場を作りましたが、巡礼が発展することはありませんでした。
そして、270年後に花山法皇が復活させるまで途絶えてしまうのです。

自分探しの旅!西国巡礼の現在


西国巡礼が一般化したのは、世の中が安定する江戸時代です。

現在では観光を兼ねた巡礼や、自分探しなどの目的で巡礼する方が多くなっていますよね。

自分自身を見つめながら、古来より人々が歩んできた道を辿る「徒歩巡礼」や、各地のスイーツを併せて巡礼する「スイーツ巡礼」など、巡礼は時代に合わせてニーズと共に変化しているんです。

目的はさまざまですが、達成感は思いの強さの分だけありますよ♪

コテさん(@kote5656)が投稿した写真 -

西国巡礼の特色とは?


西国巡礼の大きな特色として挙げられるのが、三十三ヶ所の礼所が観世音菩薩を祀っているということにあります。

観世音菩薩が、衆生(しゅうじょう)を救う時に三十三の姿に変化するという「観音経」にも書かれている信仰があります。

西国巡礼も霊場が三十三ヶ所にあるので、西国巡礼を行うと死後、極楽浄土に行ける徳を積むことができるのです。

Koujiさん(@kanji_1207)が投稿した写真 -

西国巡礼の見どころ♪


西国巡礼の三十三ヶ所の礼所の本尊は秘仏と呼ばれ、普段は非公開となっているものが多いです。

公開時期はまばらで、月に1度や年に1回など定期的なものから、数十年や半世紀レベルで開扉をされるものもあります。
ちなみに、常に公開している本尊は6番目・7番目・8番目・25番目・32番目の5ヶ所だけです。

しかし、今の時期だけ秘仏を見ることができるんです!
2018年は、徳道上人が閻魔大王から西国三十三ヶ所の礼所を作るように言われた、718年から数えて1300年を迎えます。
それを受けて、三十三ヶ所の普段は非公開のお堂や諸尊が2016年~2020年の5年間で公開されています♪

それぞれの公開スケジュールは公式サイトにてご確認ください。
貴重な機会を最大限に生かして秘仏を見ちゃいましょう!

Yoppyさん(@snake83)が投稿した写真 -

西国巡礼に必要な準備するもの


西国巡礼では、長い階段や軽い山登りなどの参道のある場所が多いです。
そのため、動きやすい服装がおすすめです。
また、靴もトレッキング用のものが良いと思います。

それでは、巡礼に必要なものをご紹介致します。
・経典…「西国三十三所勤行次第」、西国巡礼用です。
・納経帳、納経軸…お寺でも入手可能です。
・線香、蝋燭…お寺でも入手可能です。
・金剛杖…ハードな参道もあるので、あった方が便利ですね。
・小銭…参拝用にたくさん必要になります。
・雨具…雨合羽がおすすめです。
・タオル…汗を拭いたり、雨に塗れた時に便利ですよ♪

西国巡礼への参加方法


西国巡礼の参加方法は、個人で行く場合とツアーで行く場合があります。

個人で行くのであれば、大抵の場合札所1番目から数字の順番通りに巡礼される方が多いです。

まとまった時間を確保できない方もいますよね。
そんな方たちにおすすめなのが「月参り巡礼」です。

1番札所から順番に毎月札所の日時を併せてとくと、特別な御朱印を貰うことができるツアーがあります。
ツアーで参加する場合は、ツアーによってかかる日数などにあったものを選ぶことがポイントです。

西国三十三所 巡礼の旅



おわりに


日本で最古の巡礼についてご紹介しました!
数が少ないので、巡礼を早めに終わらせたい方におすすめですよ。
しかも2016年から5年間は、秘仏が見られるのだから、今年からチャレンジするほかありません♪
ぜひ、歴史と文化を感じながら、巡礼を楽しんでみてくださいね。
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