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【かつて、許されない恋があった】“源氏と平家”の悲恋伝説が残る村




はじめに


宮崎県にある椎葉村は、平家の落人伝説が残っている村です。
ここで、源氏の大八郎と平家の鶴富が恋に落ち、そして別れのときを迎えました。
今回は、悲恋伝説が残る宮崎県にある秘境・椎葉村のおすすめのスポットや見どころをご紹介します。

平家と源氏の悲恋物語のある村


椎葉村は宮崎県の北西部にあり、村としては日本で第5位の規模の村です。
そして、平家の「鶴富」という姫と源氏の那須の与一の弟「大八郎」との悲恋伝説が残っている村でもあるんです。

大八郎は兄の代わりとして、椎葉村に平家の残党を討つために派遣されますが、そこで畑を耕し、穏やかに生活する平家の残党を見て心を打たれ、自分も平家の人々とともに心穏やかに椎葉村で生活を始めます。
そこで、美しい平家の姫・鶴富と出会い、二人は恋に落ち、子供を授かります。

しかし、大八郎に「椎名を離れて戻ってくるように」という命令下り、鎌倉幕府へと戻ることになりました。

旅立つときに大八郎は、富姫のお腹の子が男であるならば、大八郎のふるさとによこし、女の子であるならば、椎葉村で育てるようにと言い残し、父親の証として刀を残して帰って行ったと言われています。

@ir0asが投稿した写真 -

鶴富と大八郎の悲恋の舞台「鶴富屋敷」


那須大八郎の妻となった鶴富姫が住んでいたのが「那須家住宅」で、通称「鶴富屋敷」と呼ばれています。

国の重要指定文化財に指定されており、大きくて太い木材を使用した椎葉村独特の建築様式の建物で、約300年前の屋敷と推察されています。
平安時代の藤原期の寝殿造りの建物で長い廊下や、神仏を司る神聖な場所「コザ」や、夫婦の寝室である「ツボネ」など、歴史ある作りとなっています。

この鶴富屋敷は鶴富姫の子孫である那須さんが経営している旅館が隣接しており、宿泊も可能。アットホームな雰囲気の旅館で、囲炉裏を囲んで食事を楽しんだり、村を流れるのんびりとした時間に身を投じてみませんか?

◆鶴富屋敷
住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1818-1
電話番号:0982-67-2320
営業時間:9:00~17:00
定休日:12月28日~1月3日

鶴富屋敷


椎葉村を代表する渓谷「尾前渓谷」

椎葉村を代表する渓谷「尾前渓谷」


尾前渓谷は、宮崎県の三大河川の1つである「耳川」の源流で、九州随一のヤマメの生息地でもあります。

そんな清流の流れる尾前渓谷ですが、一番のおすすめ時期は秋の紅葉の時期です。
赤や黄色に綺麗に色づく渓谷の紅葉は、とても美しく、平安時代の錦絵のような風光明媚な景色を堪能することができます。

◆尾前渓谷
住所:宮崎県東臼杵郡(ひがしうすきぐん)椎葉村
電話番号:0982-67-3139(椎葉村観光協会)

尾前渓谷


鶴富姫を慰めるために開かれる「椎葉平家祭り」


源氏と平家が唯一共存した村とされる椎葉村には、毎年11月に「椎葉平家祭り」と呼ばれるお祭りが開催されます。

これは、那須大八郎と別れてから二度と会うことのなかった鶴富姫の霊を慰めるためのお祭りでもあります。

お祭りでは、鶴富姫に扮した地元宮崎県の女性が、那須大八郎との束の間の逢瀬を再現します。平安時代のきらびやかな衣装を身にまとったパレードは、一見の価値がありますよ。

◆椎葉平家祭り
住所:宮崎県東臼杵郡椎葉村上椎葉
電話番号:0982-67-3203(椎葉村地域振興課)

おわりに


日本版ロミオとジュリエットのような「武将那須大八郎と鶴富姫の悲恋物語」の舞台に訪れてみませんか?
2人の愛が育んだ愛の結晶である子どもはしっかりと育ち、子孫を残しています。
これからも語り継がれていくであろう恋物語のある秘境。一度は足を運びたいスポットです。
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