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【NIGHT OUT】寺岡呼人が“東京の夜”を感じたプレイリスト5曲




はじめに


JUN SKY WALKER(S)のベーシスト、ソロアーティスト、プロデューサー、さらにカーリングシトーンズとしても活動し、最近では「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日)でもおなじみの寺岡呼人さん。NIGHT OUT(夜遊び)はおろか外出も思うままにできない今、夜のおうち時間に寄り添ってくれるプレイリストを作成してくれました。テーマは“東京の夜”。寺岡さん自身のステイホーム事情も伺ったので、合わせてご紹介します。

Text:小林未亜(エンターバンク)

寺岡さんのステイホームの過ごし方とは?

寺岡さんのステイホームの過ごし方とは?


おうち時間が長くなる中で、音楽をはじめエンターテイメントがいかに日々を豊かにしてくれるか、改めて感じた人も多いのでは。そこで今回、寺岡呼人さんに選曲してもらったのは、ステイホームの過ごし方のヒントになる楽曲。
ちなみに、寺岡さんはどんな過ごし方をされていたかというと……。

「しばらくは、家とスタジオの大掃除と断捨離をしました。そして、すっかり朝型になり、5時に起きて運動をして、夜は22時までにはベッドに入ります。20歳で音楽の仕事を始めてから定時で働くことは一度もなかったのですが、毎日18時には食事をして、朝同じ時間に起きる生活が続いていますね。3食しっかり食べてボイトレを2時間ぐらいして、7時間ぐらい寝て……ある意味、かなり免疫力あがったんじゃないかと思っています」

なんだか意外ですね。ではさっそく、寺岡さんセレクトによる、夜遊びの楽しさを思い出させてくれるプレイリスト5曲をコメント付きで紹介します。よければお酒や好きなドリンクをお供に、曲を聴きながら読んでみてください。

♪Inner City Blues/Marvin Gaye




今なお多くのミュージシャンからリスペクトされる、歴史的なソウル・シンガーの一人であるマーヴィン・ゲイが、1971年に発表したヒット曲。

「今回はすべて70年代、80年代のソウルミュージックで選曲しました。家では基本的にこの辺りのアナログレコードを毎日聴いています。マーヴィン・ゲイは(広島から)東京に出てきて、DJの方に教えてもらったミュージシャン。洗練されたサウンド、声、そしてその裏腹なメッセージ。どれもが今のR&Bの礎になっていると思います」

♪Free/Deniece Williams




映画『フットルース』の挿入歌「Let's Hear It for the Boy」でも知られ、4オクターブの美声を持つと言われるデニース・ウィリアムスの名曲。

「夜の東京の首都高速を車で走っているときに、スピードは出ているのに、スローモーションに感じる時があります。まるでクリストファー・ノーランの映画のような。広島生まれの僕は、そういう時に『東京』を感じるのです。Deniece Williamsのこの曲はそんな風景にピッタリな楽曲だと思います。音数が少ないのに、色彩があって、洗練された都会的なグルーブ。最高ですね」

♪Always And Forever/Heatwave




マイケル・ジャクソンの「スリラー」などを手がけたソングライター、ロッド・テンパートンが在籍していたファンク・バンドHeatwaveによる1976年の楽曲。

「70年代、80年代のソウルミュージックが好きなのは、ミュージシャン、アーティストのテクニックの凄さ、息遣いが聞こえそうなほどのサウンド、音質。そして何よりも『間』なんです。今の時代にはない、『隙間』があり、そこが何度聴いても落ち着くし、『色気』を感じるのです。江ノ島の海岸でも合うし、東京なら西麻布あたりでしょうか。『Always And Forever』のこの『隙間』と『色気』を感じてみてください」

♪A Nickel And A Nail/O.V. Wright




サザン・ソウル、ディープ・ソウルと呼ばれるジャンルの代表的なシンガーの一人であるO.V. Wrightが、1971年に発表。

「二十歳の頃、下北の中古レコード屋、ディスクユニオンでO.V. Wrightが再発されて買った時は、サム・クックやオーティス・レディングの亜流のような気がして、真剣に聴きませんでした。でも最近、7インチを集めている中で、聴き直すと本当に最高。ウィリー・ミッチェルがプロデュース、そしてハイ・リズム・セクションとメンフィス・ホーンズ、という鉄壁のサウンドプロダクションは今の時代でも超えられない唯一無二の存在です。下北のゴミっとした、狭い飲み屋でバーボンでも飲みながら聴くとぴったりな楽曲です」

♪Stick-Up/Honey Cone




モータウンのヒットチーム、H-D-Hが設立したHotWaxレーベルの女性3人組ヴォーカル・グループ。1971年発表のヒット曲。

「ジャクソン5のガールズグループ版ですが、実力もあり、そして、クオリティーの高い楽曲が沢山ありますが、中でもこの『Stick-Up』は完成度が高いです。今はなき、赤坂のムゲン(1968~1987年にあった伝説のディスコ)を感じながらハイボールはどうでしょうか? このグルーブ、わくわく感。良い時代だなとつくづく思います」 ステイホーム=免疫力アップのためのご褒美!

ステイホーム=免疫力アップのためのご褒美!


いかがでしたか? 知っている曲、聴いたことがある曲、初めて聴いた曲、きっと人によってさまざま。でも不思議と、自宅でお酒でも飲みながら聴いていると、夜の街の風景が思い浮かんだのではないでしょうか。
では最後に、おうち時間を過ごす読者に向けた、寺岡さんからのメッセージをお届け。

「僕は捉え方によって、心の在り方は大きく変わると思っています。だから、『ステイホーム』というより、『免疫力アップのためのご褒美』だと思って過ごしたら、全然意識が違うと思います。掃除でも、料理でも、運動でも、読書でも、映画でも、『楽しい!』って思いながら、毎日を過ごして、手洗い、うがい、マスクなどのやる事はしっかりやる。こんな風に過ごしてみたらいかがでしょうか?」

◆寺岡呼人(てらおか・よひと)
1968年2月7日生まれ、広島県出身。JUN SKY WALKER(S)のベーシスト、ソロアーティストとしての活動と並行して、プロデューサーとしてゆずや植村花菜、グッドモーニングアメリカなど多彩に手掛ける。2018年には、ソロアーティスト25周年を記念して奥田⺠生、⻫藤和義、浜崎貴司、YO-KING、トータス松本とカーリングシトーンズを結成。2019年に14枚目の最新ソロアルバム「NO GUARD」、カーリングシトーンズの1stアルバム「氷上のならず者」を発表。

おわりに


自由に夜遊びができない日々に鬱々としてしまうかもしれませんが、想像や妄想のお出かけはいつだってどこへだって自由。このプレイリストを流しながら、想像・妄想の力を思う存分発揮して、脳内でNIGHT OUT(夜遊び)やお出かけ気分を楽しんでみてください。
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