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走る「おばあちゃんの家」で行く50万本のひまわり畑!鉄旅タレント木村裕子が提案するJR飯山線の旅【連載第7回】




はじめに


日本の鉄道路線(JR・私鉄・地下鉄・モノレール・ケーブルカーなど)を全て乗車した鉄旅タレント木村裕子が、鉄道初心者さんでも楽しめる「おもしろ鉄旅プラン」をご提案します。今回は観光列車「おいこっと」に乗って、50万本のひまわり畑を見に行く旅をご紹介します!
思わず「ただいま」と言いたくなる田舎路線

思わず「ただいま」と言いたくなる田舎路線


長野県豊野駅から新潟県越後川口駅を結ぶJR飯山線は、日本人のこころのふるさとを代表するかのような路線です。

千曲川に沿って走り里山・田畑・民家と、のどかな風景が車窓に広がります。日本有数の豪雪地帯で沿線には温泉やスキー場も多くありますが、ほとんどが谷沿いの山間部を走るため、夏はキラキラした新緑が列車を包み、ホッと心安らげる路線です。「ローカル地を走る路線ならどこも“ふるさと”の風景」と思うかもしれませんが、ここはそのふるさと気分をぐぐっと上げてくれる観光列車が走っているんです。 走る茅葺屋根列車

走る茅葺屋根列車


その観光列車は「おいこっと」。最初聞いた時は何かの方言かと思いましたが、日本人が思い描くふるさとをイメージして、東京と真逆にあるという意味から「TOKYO」を逆から読んでおいこっとと命名されました。

コンセプトはおばあちゃんの家を連想させる“茅葺き屋根の民家”で、内装は障子をモチーフにしたデザインの日差し除け、アテンダントさんはもんぺ姿で沿線案内や車内販売を行います。車内自動アナウンスはアニメ「まんが日本昔はなし」の声優・常田富士男さんが担当していて、思わず「おばあちゃん、ただいま!」と言いたくなる気分になってしまいます。 野沢菜サービスで車内全員が親戚になる一体感

野沢菜サービスで車内全員が親戚になる一体感



この列車は、全員に野沢菜のお漬物を振る舞ってくれるサービスがあります。みんなで一緒に野沢菜を食べていると、知らない乗客同士が全員親戚であるかのような空気と一体感になる不思議!

さらに車内や停車駅では、雪国の方が雪除けにかぶる藁で出来た「すけぼうし」をまとって記念写真が撮れます。私は真夏に装着しましたが、一瞬で周りの景色が豪雪地に見えてくるすけぼうしマジックにかかりました。 50万本のひまわりと同じ品種の種を持ち帰れます

50万本のひまわりと同じ品種の種を持ち帰れます



この列車に乗って下車するならぜひ津南駅で! ここから車で15分ほどの場所に、この時期だけ50万本のひまわり畑が出現します。私は事前にタクシーを予約して向かいました。もともとは農家の方が遊休農地を利用して自ら楽しむためにひまわりの種を植えたことがキッカケで、年々規模が拡大し今では4ヘクタール50万本に!

太陽に向かって力強く咲くひまわり畑の真ん中に立って記念写真も撮影できます。さらに、津南ひまわりと同じ品種の種をプレゼントでもらえるサービスもあるので、お土産で持ち帰って下さいね。


◆津南ひまわり広場
開催日:2018年7月27日(金)~8月19日(日)
ひまわりライトアップ:8月10日(金)~16日(木)の17:00~21:00
所在地:新潟県中魚沼郡津南町大字芦ケ崎
※カーナビ検索をする場合は住所や電話番号で検索できないため、マップコード「253 243 736」を入力

最後に木村ポイント!


津南の夏の風物詩、ひまわり広場では広大な敷地を利用した「ひまわり迷路」もあります。誰でも自由に入れるので私も挑戦しましたが、予想以上に難易度が高く5分で迷子になりました(笑)。見晴台から眺めたり地元の方の露店があったりと、期間中は毎日お祭りのような賑わいで50万本のひまわりが一緒に遊んでくれます。
 


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