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もうすぐかき氷の日!マニアに聞く今こそ食べに行きたい注目のかき氷【エリア別】




はじめに


7月25日はかき氷の日! 諸説ありますが、「かき氷」が日本の独自の文化だって言われていること、皆さんは知っていましたか? 海外では、氷は飲み物や冷やす専用で、食用目的とすること自体が珍しいんだとか。日本ではさらに進化が進み、地産地消をテーマにしたり、その土地の風土に合わせた変わり種メニューなども続々と増えています。メニューも場所も多様化する今だからこそ、わざわざ食べに行きたい今注目のかき氷を、年間約1000杯を食べるというかき氷マニア、すもも蜜さんに聞いてみました。
東北エリアで食べたいかき氷 「かき氷 梵くら」(仙台)

東北エリアで食べたいかき氷 「かき氷 梵くら」(仙台)


写真:生いちごみるくかき氷(3,880円)

―――――寒くてあまりかき氷のイメージがない東北エリアですが、すもも蜜さんイチオシのお店ってありますか?

もちろんありますよ! 気温が高い地域のほうが発展しやすいかき氷文化ですが、東北にも人気のかき氷屋さんがあると聞き、食べに行ったのが「梵くら」さんです。全国各地からわざわざかき氷を求めて仙台まで来ているお客さんもいるほど、東北エリアを代表するかき氷店で、いつもは整理券を配っているほど。何度か新幹線に飛び乗って、日帰りですけど仙台まで食べに行きました(笑)。


―――――仙台へ日帰り! それだけすもも蜜さんを虜にした部分ってどんなところなんでしょう?

見た目や味だけでなく、食材や道具へのこだわりも魅力的なんです。特にかき氷のトッピングは、他のお店じゃあまり見ないものも多くあって。

写真:アボカド金時みるくフロマージュ(3,780円)

例えば、「アボカド金時みるくフロマージュ」にたっぷりかかったチーズ。24ヶ月熟成の高級パルミジャーノをその場で削って使っています。他にも、タヒチアンバニラミルクに使っているバニラビーンズは超高級だそうで、おいしいものをわざわざ厳選して使っているんだとか。こういう、かき氷の食材や道具についてのお話を、かき氷が作られるのを待っている間に伺うのも、楽しみ方のひとつですね。


―――――聞いているだけでおいしそう! 行ったらコレを食べるべき!というものがあったらぜひ、教えてください。

すごく悩みますね。私が最初に食べたのは、「生いちごみるくかき氷」で、旬の果物を使用したメニューなんですが、やっぱり季節によって替わる「〜フロマージュ」シリーズかな。さっきお話したパルミジャーノチーズの塩気がシロップの甘みを引き立たせていて……絶品です。結構良いお値段だけど、びっくりするぐらいおいしいので、トライして欲しい逸品。


◆かき氷 梵くら
住所:宮城県仙台市青葉区立町23-14 スクエアビル 3F
TEL:022-346-9027
営業時間:11:00~売り切れ次第終了、秋冬のみ12:00~18:00
定休日:月曜日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございます。
関東エリアで食べたいかき氷 「三日月氷菓店」(千葉)

関東エリアで食べたいかき氷 「三日月氷菓店」(千葉)


写真:みぞれ (780円)

―――――東京にも数々のかき氷の名店があるとおもうのですが、あえて東京以外の関東エリアでわざわざ行きたいかき氷のお店ってありますか?

千葉県にある「三日月氷菓店」のかき氷ですね。「ザ・かき氷」。結構な頻度で急に食べたくなるんですよ。イマドキのクリームやフルーツがたっぷり乗っていたりするのも良いですが、私はここのシンプルなかき氷が大好き。かき氷マニアとして目覚めたきっかけのお店です。


―――――このお店からすもも蜜さんのマニア街道が開いたんですね!

そうなんです。当時私はアイスばかり食べるアイスマニアでしたが、柏に住む友人にすすめられ、その季節限定の「季節のかき氷(みかん)」を食べたのがきっかけで。元々冷たくて甘いものが好きだったんですが、「これがかき氷! このふわっっふわの食べ物がかき氷!?」と衝撃を受けました。かき氷の儚くも美しいそのさまに、心奪われちゃったんですね。それ以来、季節のかき氷が変わるたびに訪れるほど、通い詰めています(笑)

写真:季節の果実氷「みかん」(980円)

―――――通い詰めるほどの魅力ってどんなところですか?

こちらのかき氷は、日光の三ツ星氷室の天然氷を羽のように薄く削り、優しいシロップで氷の削りを惹き出させる……。ふわっふわの美しい見た目が魅力的です。中に無添加ミルクアイスが入っていて、かき氷を食べ進めた時に出逢える喜びったら。初心を思い出したくなったら、必ず食べに行くようにしているんです。


―――――ふわふわのかき氷は、それだけでも魅力的ですね。すもも蜜さんのコレ!はありますか?

絶対「みぞれ」! 究極のみぞれを是非食べてみて欲しいです! まるで綿飴のような優しい甘みに、ふわっふわの食感、そして、ひんやりと冷たい氷が口の中で溶けていく瞬間が最高に幸せになれます。てんさい糖から作られたこの手作りシロップが忘れられなくなること間違いなしです。甘さ控えめが良ければ「宇治抹茶」(920円)をぜひ。自家製練乳と一緒に食べるのも良いですよ!


◆三日月氷菓店
住所:千葉県柏市柏1-5-5 谷澤ビル2F
TEL:04-7162-3404
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:火曜日、水曜日
近畿エリアで食べたいかき氷 「ほうせき箱」(奈良)

近畿エリアで食べたいかき氷 「ほうせき箱」(奈良)


写真:奈良いちご氷(ヨーグルトes)古都華 (1,320円)

―――――奈良でかき氷! なんだかちょっと意外かも。そんなにかき氷店多いんですか?

かき氷の街といっても過言ではないほど、奈良にはとっても素敵なかき氷屋さんがたくさんあるんです。その中でもこちらの「ほうせき箱」さんは、奈良のかき氷を牽引するほどの人気店。私も関西に行ったら、必ず行きます。何を食べても好みで、おいしくて! 一度食べたら、人気になるのもわかりますよ。


―――――かき氷の街の一番のかき氷なんですね。見た目もフォトジェニック!

かわいいですよね! 最初は今のお店の6分の1ほどの広さだったんです。2015年3月にオープンしてすぐに伺いました。いつも大阪を経由して行くんですけど、意外と奈良と大阪って近いことを知って。何度も通いました。奈良に彼氏がいると思われるほど何度も (笑) 

写真:リトマス試験紙氷 (920~1200円) ※季節のフルーツによって金額は異なります 

―――――すごい通ってたんですね(笑) そこまでしても行きたくなるその魅力ってどんなところですか?

「ほうせき箱」といえば、関西のエスプーマかき氷の火付け役。でも魅力的な部分は、それだけではありません。「リトマス試験紙氷」という、楽しくて美しくて美味しいかき氷が、またすごいんです。バタフライピーという青いハーブティーのシロップに、柑橘のシロップをかけると鮮やかな赤紫色に変化! 見た目だけじゃなくて、味も変化するんです。最初に出会ったときは、こんなにワクワクするかき氷は他にないかも! と衝撃でしたね。今では、かき氷会だけではなく、様々な飲食業界で、バタフライピーなど青いハーブティーを使用したメニューがあちこちで見かけられるようになりました。

写真:リトマス試験紙氷

―――――初めて食べるならどのメニューがいいですか?

やっぱり「リトマス試験紙氷」ですかね。夏らしくさっぱりのヨーグルトエスプーマに、季節の果物がトッピングされていて、私も毎回楽しみに食べています。そして毎回、動画で撮るか、写真にするか……と悩んでいます(笑)


◆ほうせき箱
住所:奈良県奈良市餅飯殿町47 ※8月末まで東大寺観音院にて営業
TEL:0742-93-4260
営業時間:10:00〜11:50(L.O.)、13:00〜17:00(L.O.)※AM8~9時頃より店頭にて整理券配布 ※現在は予約または整理券配布制
定休日:木曜日
※一部ホテルでも営業しています。詳細はSNSにて発信中

九州エリアで食べたいかき氷 「おいしい氷屋」(福岡)

九州エリアで食べたいかき氷 「おいしい氷屋」(福岡)


写真:あまおうイチゴミルク(850円)

―――――九州エリアのおすすめ店、名前そのままですね!

そのままですね(笑)。でも「おいしい氷屋」という名前の通り、安心しておすすめできるかき氷店です。初めて食べた時、正直福岡でこんなに美味しいかき氷が食べれると思っていなかったので、とっても驚きました。それ以降、福岡に帰ったときには必ず食べに行くほどお気に入りです。


―――――「安心しておすすめできる」かき氷……すでにとても興味があります! こちらのお店と出会ったきっかけは?

きっかけは、福岡で開催されていた”あいぱく”(アイスクリーム万博)に合わせて、福岡かき氷遠征で出会いました。まだ九州・福岡ではかき氷を通年提供しているお店が少なかった2016年に、氷メーカーの博多純氷さんが先駆けてオープンしたかき氷専門店なんですが、製氷のプロが作るかき氷というのもあって、ワクワクしながらお店に伺った思い出があります。店頭には、花氷が飾られ、涼しげな印象を持ちました。しかも、高校の同級生に遭遇したので、鮮明に覚えています。

写真:ピスタチオかき氷(1,800円)

―――――氷メーカー直営店なんですね! やっぱり魅力は氷ですか?

氷もそうですが、すべてのバランスが良いんですよ。福岡県産あまおうを使用した「あまおうイチゴミルク」や星野村産八女茶を使用した「八女抹茶」など地元の美味しい食材を使ったシロップ。それに合わせるふわっふわの氷。「さすが氷屋さん、よく氷のことを知っているな」と思うはずです。パクパク食べても、かき氷特有のキーンという頭の痛みがないんですよ! 沢山一度に食べるのに。すごいですよね。実は去年のクリスマスイブ、福岡にいたのでクリスマス限定のメニュー「ピスタチオかき氷」を食べに行ったんですけど、あのピスタチオクリームがもうすでに恋しいです(笑)


―――――限定メニューも気になりますが、福岡県産あまおうも気になります!

おいしいですよ!甘めのミルキーな自家製ミルクに、酸味が適度に効いたあまおうイチゴシロップ。「あまおうイチゴミルク」は、初めて訪れた方にもおすすめです。夏には、地元のソウルフード、ブラックモンブランとのコラボかき氷があるとか。まだ出会えていないので、是非とも食べてみたいものです。


◆おいしい氷屋 唐人町店
住所:福岡市中央区唐人町1-4-13
TEL:092-731-7250
営業時間:11:00〜18:00
定休日: 月曜日・第2、第4火曜日
東京でも食べたいなら! 「Tokyo shave ice ネコゴオリ」(東京)

東京でも食べたいなら! 「Tokyo shave ice ネコゴオリ」(東京)


写真:ベリーと苺みるくパフェ(1,200円)※終売

―――――各地のかき氷ショップを紹介していただきましたが、あえて今行きたい東京のかき氷店ってありますか?

これも悩みますね! もし1店だけ選ぶのであれば、「Tokyo shave ice ネコゴオリ」さんかな。思ってもみなかった日本の食材を取り入れた、素材とかき氷のマッチング力が素晴らしい。「かき氷のアンテナショップ!?」と個人的に思っています。お店の名前にTokyoって入っているところも、世界を見据えたかき氷専門店という感じで、密かに気に入っています(笑)


―――――日本の食材とのコラボで、すもも密さんのハートを射止めたメニューがありそうですね?

一番感動したのは、「紀州南高梅ぜんかい」というかき氷ですね。オープンしたての時に伺ったのですが、一口食べたときの感動と言ったら。いわゆる梅のかき氷は食べたことがあったのですが、「梅干し」のかき氷を食べたのは初めてで、「なんて素晴らしいんだろう」って。それからはもうこのお店の虜です。


―――――梅干しのシロップ! さっぱりいただけそうですね。他のメニューも気になります。

気になりますよね! 「梅干し」もそうですが、日本の食材で驚きがあったのは「いぶりがっこ」。スモーキーな香りとふわっとしたかき氷がマッチしておいしいんです。思いがけない和の食材を、ちゃんと美味しく取り入れていくところ、本当に素晴らしいと思います。

写真:紀州南高梅ぜんかい(1,500円)

―――――すもも蜜さんのおすすめはやっぱり梅ですか?

言わずもがな「紀州南高梅ぜんかい」ですね! 贈答用の高級梅干しと同等のものを5~6個使用。贅沢な一山なんです。今はマスク必須で、ますます熱中症になりやすい日が続いていますが、そんな時にぴったりのかき氷。甘いけどしょっぱいかき氷に、中には甘いシロップ、ひんやり冷たい氷を食べれば、暑さも吹っ飛びますよ!


◆Tokyo shave ice ネコゴオリ
住所:東京都品川区南大井6-11-10 イイダビル
営業時間:不定 ※Twitterまたはインスタグラムよりチェック
定休日:不定休 お話伺ったのはこの方

お話伺ったのはこの方


◆すもも蜜
三度のメシよりかき氷が好きなかき氷マニア。年間1000杯を食べるというかき氷界の新星。各地のかき氷を求めて全国を歩き、1日9杯を食べることも。日本アイスマニア協会のかき氷を担当。師匠は、アイスマン福留さん。
Twitter @himitsumomo
インスタグラム @kakigori_mania


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