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日本マラソンの父! 韋駄天(いだてん)ヒーロー、金栗四三ゆかりの地を巡る旅




はじめに


2019年の大河ドラマ「いだてん」の主人公のひとりは、日本初のオリンピアンで、「日本マラソンの父」とも讃えられる金栗四三。国内きってのエリート校に進学し、国際舞台で活躍したスポーツマンの彼の座右の銘は「体力・気力・努力」でした。実直な「韋駄天ヒーロー」を育てた故郷は、九州熊本。その才能と人柄を生んだ風土と歴史を訪ねたら、新たな発見があるかもしれません。
「日本マラソンの父」金栗四三ってこんな人!

「日本マラソンの父」金栗四三ってこんな人!


金栗四三は熊本県北西の県境の山里生まれ。幼少時ひ弱だった彼は後年、この地の友人たちとの「かけあし登校」がスポーツ人生の原点と回想しました。

故郷でひたむきに鍛錬と勉学に励み、進学した東京高等師範学校でマラソン走者としての才能が開花。1911年には、第5回オリンピックストックホルム大会に日本初の代表として出場しましたが、遥か旅先での苛酷な環境に無念の大敗を喫しました。優勝が期待された1916年第6回オリンピックは戦争により中止。のちも1920年、1924年と五輪に出場して日本陸上界を牽引。その知見と探究心で努力を重ね、今も選手育成の礎である箱根駅伝はじめ、多くの取り組みを創設して“日本スポーツ界黎明の鐘”といわれました。

故郷の和水町では彼を記念し「キタクマ金栗四三リレーラン」が催され、「金栗四三翁マラソン大会」は2019年で開催36回を数えます。金栗の記憶は「走る楽しさ」とともに今も生きています。 ゆかりの地その1:四三が生まれ育った「金栗四三生家記念館」

ゆかりの地その1:四三が生まれ育った「金栗四三生家記念館」


山ひだ越しに陽が射す玉名郡和水町中林地区。金栗四三が生をうけ、長兄らに支えられ過ごした、ふるさとの屋敷がこの地に現存します。

10歳で進学した高等小学校は山坂の先の隣町。四三は約6kmを往復する通学で独自の呼吸法を会得して、駆け足を楽しみました。現在築200年余の金栗家の建物は、十五、六代続いた村の旧家らしくひときわ高い屋根で、広がる大きな土間や、四三が期待を受け勉学のために与えられた玄関脇の小部屋、冷水浴に励んだ屋外の井戸などに、家族と語らい野を駆けた若き日の姿が浮かぶかのようです。

歴史ある「金栗四三翁マラソン大会」では、この家を仰いでコースが設営され、力走するランナーたちを励ます給水所が置かれます。

◆金栗四三生家記念館(かなくりしそうせいかきねんかん)
・住所:熊本県玉名郡和水町中林546
・問い合わせ先:0968-34-3047(和水町教育委員会社会教育課)
・アクセス(電車):JR新玉名駅・JR新大牟田駅から車で約20分、またはJR玉名駅から車で約30分
・アクセス(車):九州自動車道南関ICから約8km、または九州自動車道菊水ICから約12km
・入館料:一般(高校生以上)300円、小・中学生200円、就学前児童無料 ゆかりの地その2:四三の生涯を体験できる「日本マラソンの父 金栗四三ミュージアム」

ゆかりの地その2:四三の生涯を体験できる「日本マラソンの父 金栗四三ミュージアム」


日本初のオリンピック選手としての活躍だけでなく、ランニングを極める独自のシューズ開発や、選手強化育成のため駅伝競技を振興、女性のスポーツ参加も推し進めるなど、生涯を通じ日本のスポーツ界発展のため鋭意献身した金栗四三は、和水町が誇る名誉町民。

町内の「三加和温泉」にはミュージアムが開設され、四三の着用したユニフォームなどゆかりの品や、ここだけの展示が楽しめます。少年時代をたどるCG映像や四三が通った旧制玉名中学校のマッピングシアター、3Dアート写真が撮影できるコーナー、金栗が発案したマラソン足袋をモチーフにしたソファなど、その生涯とスピリットを世代を超えて体験できます。

◆日本マラソンの父 金栗四三ミュージアム(にほんまらそんのちちかなくりしそうみゅーじあむ)
・住所:熊本県玉名郡和水町大田黒623-1
・問い合わせ先:0968-34-4300(日本マラソンの父 金栗四三ミュージアム)
・アクセス(電車):JR新玉名駅・JR新大牟田駅から車で約20分、またはJR玉名駅からバス約1時間4分、山鹿バスセンター乗り換え約14分、三加和温泉下車、徒歩約1分
・アクセス(車):九州自動車道菊水ICから約9km
・入館料:高校生以上600円、小・中学生300円、就学前児童無料

日本マラソンの父 金栗四三ミュージアム


ゆかりの地その3:四三のマラソン人生を育てた「金栗四三ロード」

ゆかりの地その3:四三のマラソン人生を育てた「金栗四三ロード」


少年時代の金栗四三が登校した道程は「金栗四三ロード」と呼ばれ、ランニングやサイクリングの道としても親しまれています。

生家から国道194号線を南進し山裾の集落を通過。小高い尾根の切れ間をアップダウンで抜けると、川向こうに次の集落を望み、春には桜が咲くこの場所を西に折れ、山坂をさらに行くと馬立菅原神社のある集落が見えてきます。道を上り下りして林を抜け、次の集落、横脇の宮をたどり、池の向こうに三霊宮の杜を見つつ南下。その先にかつての玉名北高等小学校に代わり、南関第三小学校が現れます。

往復約12kmですが、片道なら歩いて約1~2時間ほど。周辺は霊験名高い神様が点在し、里山風情を愛でながらの散策にもぴったりのルートです。

◆金栗四三ロード(かなくりしそうろーど)
・住所:熊本県玉名郡和水町
・問い合わせ先:0968-34-3047(和水町社会教育課)
・アクセス(電車):JR新玉名駅・JR新大牟田駅から車で約20分、またはJR玉名駅から車で約30分
・アクセス(車):九州自動車道南関ICから約8km、または九州自動車道菊水ICから約12km

おわりに


100年余りの昔、近代化に向けた混沌のなかで日本スポーツの地平を拓き、苦難を糧に文化として振興に生涯を捧げた金栗四三。その功績と、逞しさ、しなやかさは、時を越え現代の私たちも励ましてくれるかのようです。

「いだてん」に既に夢中になっている人も、これから夢中になる予定の人も。金栗四三ゆかりの地を旅すれば、ドラマをもっと楽しめるはずです。
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