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実は女性にこそぴったり? 今人気の「キャンピングカー旅」の魅力を徹底ガイド




はじめに


Photo:MYSミスティック

「キャンピングカーって人気あるみたいだけど、自分には縁がない」。そんな風に思っている人も多いのでは? 「高価」「大きい」「趣味人が乗るもの」なんて敬遠してたら損するかもしれません! キャンピングカーのホントのところを、キャンピングカージャーナリストである私、渡部竜生がその魅力と共にガイドします。

Text:渡部竜生(キャンピングカージャーナリスト)

本当に「難しい」?


『キャンピングカー』と言われて、まず思い浮かべるのは
・運転が難しそう
・大きい車
・すごく高そう
総合して「私には縁のない車」という結論になるのではないでしょうか? 実はみなさんが想像するほど、難しいものではないんです。運転には、よほど大きな車を選ばない限り、普通免許さえあればOK。そしてキャンピングカーならではの良さがたくさんあります。

まず第一に、普通の車と断然違うのは快適さ。キャンピングカーには、しっかり断熱処理が施されています。夏の炎天下、外が35℃でもクーラーの効いた室内は快適そのもの。真冬の雪の中でも、暖房さえあれば半そでで過ごせるほどです。 いろんな種類があって自分好みが見つかる

いろんな種類があって自分好みが見つかる


キャンピングカー=大きい車、と思っている人はまだまだたくさんいます。しかし、実は私たちが街で見かける車の中に、かなりの数のキャンピングカーが紛れているのです。簡単に紹介すると、

・軽キャンピングカー(写真左。ブレイズの「ネクストキャンパー」)
軽自動車をベースにしたもの。小さくて小回りがきき、運転しやすいので女性にも人気です。

・バンコン(写真右。Photo:渡部竜生)
元の自動車の形をそのままに、車内を改造(架装)したタイプのこと。ミニバンやハイエースなどのワンボックスカーにしか見えないけれど、中身はキャンピングカー、というタイプ。普段使っている車と変わらないので、運転や駐車場の広さも気になりません。中にはポップアップルーフといって、天井を持ち上げることで、大人が車内で立って過ごせるタイプも!

・キャブコン
最も一般的に「キャンピングカー」として連想されるのが、このタイプ。1t積みから2t積みのトラックの車体をカットして、箱型の専用の居室部分を取り付けたもの。車高が高いために大きく見えますが、車そのものの大きさは2m×5m、一般的な駐車場に収まるものがほとんど。背が高い分、室内は広くて快適。キッチンなどの装備も一番充実したタイプです。 女性にとって嬉しいメリットもたくさん

女性にとって嬉しいメリットもたくさん


他にも女性とって便利なことがたくさんあるんです。

●子育てママの強い味方
子育て中のママにとって、旅の移動手段はキャンピングカーほど便利なものはありません。子どもが泣き出しても、そこは「我が家」。ちょっと停めて、ミルクタイムやおしめの交換を始めても誰にも迷惑はかかりません。食物アレルギーがある子どもでも、キッチンがついているので、安心して食べられるものを持ち歩くことができます。

●女性の一人旅にもぴったり
ホテルや旅館では、女性の一人旅だと敬遠されることもありますが、キャンピングカーならそんな心配は無用。きちっとドアや窓を閉めてしまえばセキュリティも万全ですし、万が一の時も、エンジンをかけて逃げてしまえばいいのです。テントキャンプよりもセキュリティは高いといえるでしょう。

●防災ツールとしても優秀!
自信や台風、豪雨など、災害の多い日本。キャンピングカーなら大きな非常持ち出し袋と考えて、家族みんなで避難所として利用できます。ペット連れでもOK! 家庭の防災アイテムとしてキャンピングカーを考える人も増えています。

女性におすすめ! タイプ別レンタルキャンピングカー


キャンピングカーには専門のレンタル会社があります。どの会社もさまざまなタイプのキャンピングカーを貸し出しているので、試してみたいと思うタイプ・大きさのものを借りてトライしてみましょう。
料金は普通のレンタカーと比べても、驚くほど高いわけではありません(車種や時期にもよる)。慣れてきたら、一人旅なら軽キャンピングカー、仲間とわいわいなら思い切ってキャブコン、なんていう使い分けも楽しいですよ。 軽キャンピングカー:レジストロ

軽キャンピングカー:レジストロ


Photo:MYSミスティック

軽トラックに居室を載せた「軽キャブコン」と呼ばれるタイプ。丸い屋根がチャームポイントです。幌馬車のようなルックスのとおり、内装もカントリー調でなかなかラブリー。天井までの高さは163cmあるので、小柄な人なら十分立てます。ベッドスペースは大人2人+子供1人が十分寝られる広さ。軽だから運転も楽だし、細かい道にも入っていけます。唯一入れないのは、立体駐車場ぐらいでしょう。

レンタル相場:平日1日約20,000円 バンコン:ホビクルN-POP

バンコン:ホビクルN-POP


Photo:レクビィ

配達などでよく使われるトヨタ・ハイエースをキャンピングカーにしたタイプ。 ミニバンと同じくらいの大きさなので、運転も楽チン。走っている時はハイエースのまんまですが、寝泊まりする時には、屋根が大きく持ち上がって居住空間が拡大! 中で立てるのはもちろん、大人5人分のベッドも! 友達と旅行も楽しいし、荷物もしっかり積めるので、自転車やカヌーを持参して旅先で楽しむのもいいですね。

レンタル相場:平日1日約15,000円 キャブコン:レジストロ・アウル

キャブコン:レジストロ・アウル


Photo:MYSミスティック

先に紹介した軽キャンピングカー「レジストロ」の兄貴分。小型トラックに居室を載せたタイプなのでレジストロより一回り大きいですが、その分、居室も広々。ストレスなくゆったり寛げます。バンクベッドと呼ばれるロフトルームは子どもにも大人気です。

レンタル相場:平日1日約25,000円

ここに挙げたのは、レンタルキャンピングカーのほんの一例。会社によって扱っている車種も料金も違うので、専用情報サイト「レンタルキャンピングカーネット(https://rental-camper.jp/)」などで調べてみるのがおすすめです。

キャンピングカーでどこへ行こう?


キャンピングカー=アウトドア、と思われがちですが、実はインドア派の人にも人気です。近年、キャンプ場以外にも、キャンピングカー専用の宿泊施設が全国に増えつつあります。停まる場所を上手につなげれば、全国の「温泉巡り」やグルメツアーもお手のもの。好きなアイドルのコンサートに「宿が取れないから、ファン仲間同士でキャンピングカーで行ってきました」なんていう使い方も! アイデア次第で使う人の数だけ遊び方があるキャンピングカーですが、最後におすすめのキャンプ場の一例をご紹介します。

温泉を楽しむなら「RVパーク メイズムランド」(茨城県)


オーシャンビューの露天風呂が楽しめる上に、焼き肉店も併設! 高速からのアクセスも良好で、すべてがそろったスポットです。


◆RVパーク メイズムランド
住所:茨城県北茨城市磯原町磯原2547-3
電話:0293-44-7555
アクセス:常磐自動車道、北茨城ICから6号国道を海方面へ約10分 アウトドア派には「PICA富士西湖」(山梨)

アウトドア派には「PICA富士西湖」(山梨)


富士五湖のひとつ、西湖のほとりのキャンプ場。カヌーやSUP、MTBなどアクティビティも多数あります。お風呂はもちろん温泉で、週末にはカフェ・バスも登場! おしゃれキャンパー気分が味わえます。


◆PICA富士西湖
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1
電話:0555-20-4555(PICA富士西湖フロント)
アクセス:中央自動車道・河口湖ICより約20分

おわりに


前もって、電車やホテルの予約をする必要がないキャンピングカー。キャンプ場などを予約した場合を除いて、旅のスケジュールは自由自在です。金曜日の夜、仕事帰りにそのまま出発! 明け方まで走って、渋滞の名所を抜けてしまえばストレスもありません。疲れたところで仮眠を取れば、翌日の時間は有効に使えます。今こそ気軽にキャンピングカー旅をしてみませんか。


◆渡部竜生(わたなべ たつお)
日本で唯一のキャンピングカージャーナリスト。Webメディアに連載していたり、イベントなどで講演を行ったりするなど、キャンピングカーの楽しさを伝え続けている。YouTubeチャンネル「キャンピングカー坊主めくり」https://www.youtube.com/channel/UCZzeJtgZFLR0yJLkr052kug 開設中。
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